家事は好きでも、トイレ掃除を苦手としている人は多いのではないでしょうか?
掃除をしなきゃいけないとわかっていても、なかなか気が向きませんよね。
今回は、そんな人も簡単にトイレ掃除ができるライフハックをいくつか紹介していきます。
最短2分で完了するので、手軽にトイレを清潔に保てるようになります。
トイレはどれくらいの頻度で掃除する?
「トイレ掃除は毎日するもの」という意見もありますが、忙しい現代人にとって実際に毎日トイレ掃除を行うのは少々ハードルが高いかもしれません。
日々の生活では、様々な場所に汚れが蓄積していき、水回りだけでもお風呂やキッチン、洗面台などあらゆる場所の掃除が必要です。
全ての場所を毎日掃除するというのは、生活環境によっては難しいこともあるでしょう。
そのため、トイレ掃除は3日に1回を目安に行ってみてはいかがでしょうか。
マイボイスコム株式会社の調査によるとトイレ掃除を週に1回以上行うという人は全体の6割以上になりますが、毎日掃除する人は18.5%ほどしかいません。
多くの人は週に1回から2〜3回を目安に掃除を行っており、トイレを人並みに清潔に保つにはそのくらいの掃除で十分であることがわかります。
「毎日掃除をしなくては」と思うとなかなか継続は難しいので、もっと気軽に「週に数回程度やろう」と思っておくと無理なく掃除を習慣にできるでしょう。
トイレにつく汚れ
トイレを効率的に掃除するためには、トイレにつく汚れの種類も知っておきましょう。
汚れに合わせて掃除方法を変えることで、簡単にトイレを綺麗にできます。
尿石
尿石はトイレにつく代表的な汚れです。
尿に含まれる成分が便器や床、壁などに固着することで石のような硬い汚れになり取れなくなってしまう頑固な汚れです。
尿石は酸性洗剤やクエン酸を使って落とすことができるものの、発生させないようにすることが大切です。
尿石ができるほど汚れが放置されると、トイレの嫌な臭いの原因になります。
水垢
水垢は水滴がつくことでできる汚れです。
水に含まれるミネラル分が固まることで、白いシミのようになり尿石同様に硬い汚れになります。
無臭ではあるものの、洗面台やトイレタンク内にも発生し、放置するとカビの発生源にもなります。
酸性洗剤やクエン酸を使って落とすことができます。
カビ
トイレには主に赤カビや黒カビが発生します。
黒カビは「クラドスポリウム」という細菌が原因で発生し、クラドスポリウムは気温が20〜35℃、湿度が70%の環境で増え黒カビを形成します。
一度できてしまうと、胞子を飛ばして周囲に広がっていくので、見つけ次第除去することが大切です。
赤カビは「ロドトルラ」という細菌が集まってできる汚れですが、厳密にはカビではありません。
菌糸をはって増えていくので、黒カビと比べて広がりにくく体への影響も少ないものの黒カビの栄養素にもなるので、こちらも早めに除去しましょう。
簡単!トイレの掃除ポイント
トイレ掃除を簡単にするためには、汚れやすい場所を知っておき、優先順位をつけて部分的に掃除を行います。
優先度順に掃除するポイントをまとめました。
優先度高(週に数回) | 優先度中(1〜2週間に1回) | 優先度低(1〜2カ月に1回) |
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トイレ掃除の簡単手順
トイレ掃除を簡単に行うには、汚れやすい部分をこまめに掃除することが大切です。
掃除場所を絞ることで、2分ほどで掃除が完了します。
ここでは、週に数回行う基本的なトイレ掃除の手順を紹介します。
必要なもの
- ゴム手袋
- トイレクリーナー
- トイレブラシ
- トイレ用中性洗剤
手順
- トイレマットなどトイレの床にあるものを外に出し、ゴム手袋をつけ換気をしながら作業を行います。
- トイレの便器にトイレ用の中性洗剤をスプレーし、トイレブラシで磨きます。
- シート状のトイレクリーナーでふた、便座の表側、トイレタンクの表面を拭きます。
- シートがあまり汚れていなければそのままのシートで、便座の裏、便器のふちを拭いていきます。便器のふちの裏部分は汚れやすいので注意して行います。
- シートを交換し便器の外側と床を拭きます。床と便器の設置面が汚れの溜まりやすいポイントです。
- トイレクリーナーを捨て、外に出していたものを戻したら完了です。
トイレマットを敷いている家庭では、この掃除のタイミングで交換すると良いでしょう。
この掃除を3日に1回くらいのペースで行うことで、頑固な尿石やカビを防げトイレを清潔に保つことができます。
トイレ掃除のライフハック
トイレの清潔さを保つにはこまめな掃除が大切ですが、ちょっとした工夫を知っておくことで、さらにトイレを汚れにくくできます。
ここでは、トイレを清潔な状態に保つための誰でもできる簡単なライフハックを紹介していきます。
クエン酸スプレー
クエン酸は尿石や水垢が発生してしまったときに使いますが、普段のお手入れの後にクエン酸を含ませた水をスプレーしておくとトイレの嫌な臭いを予防できます。
クエン酸には尿に含まれるアンモニアによる臭いを消す効果があり、トイレ掃除で大活躍します。
使い方は、からのスプレーボトルに水100mlに対しクエン酸を小さじ1入れて混ぜておき、掃除の後やトイレを使った後に床や壁、便器にスプレーしておくだけです。
クエン酸の効果は1〜2週間もつので、その期間内に使い切れる量を作るのがポイントです。
重曹の活用
重曹には軽度のカビを落とす効果があります。
トイレタンクの内部はなかなか見る機会がないものの、常に水が溜まっているのでカビが発生しやすい場所です。
しかし、毎週ふたを開けて掃除するのは手間に感じてしまいます。
そんなときは、トイレタンクに重曹を1カップ入れておきましょう。
重曹で浸け洗いするだけで、タンク内に発生するカビなどの汚れを予防できます。
重曹の浸け置き洗いには、6時間ほど時間がかかるので外出前や睡眠前などしばらくトイレを使わないタイミングで行うと良いでしょう。
1〜2週間に1回ほどが目安です。
防汚シートを貼る
トイレの壁は、頻繁に掃除する必要がないものの尿や水滴が跳ねることで意外と汚れやすいポイントです。
特に、立って用をたす男性がいる家庭では、便座面より下側の壁には黄ばみなどの尿による汚れが発生しやすくなります。
定期的な掃除を行うことで除去しますが、掃除の手間を減らしたいという人は壁用の「防汚シート」を貼っておきましょう。
月に1回交換するだけで、壁掃除の手間を無くしてくれます。
トイレマットを使わない
トイレマットには、足裏から出る皮脂や尿はねや水滴、尿はねが付着します。
意外と汚れが溜まるものの気が付きにくく、毎回掃除のたびにマットをどかせたり洗濯するのは少々手間に感じます。
かといって、そのまま放置すると臭いの発生源にもなり、体にも触れるので非常に不衛生です。
もし、掃除の手間を減らしたいのであれば、マットを使わずにトイレスリッパを使うと良いでしょう。
毎回トイレマットを掃除する手間が省ける以外にも、床の汚れに気が付きやすくなるので結果的にトイレを清潔に保てるようになります。
まとめ
トイレ掃除は家事のなかでも手間のかかる作業ですが、ちょっとしたコツやライフハックを知っておけばかなりの手順を効率化できます。
汚れやすいポイントをチェックして優先順位をつけることで、慣れてくれば2分もかからずに掃除ができるようになるでしょう。