旬に合わせて種類も変わり、栄養バランスの良い魚は食卓を彩る人気食材の一つです。
ただ、面倒なのは焼き魚を作った後の魚焼きグリルの掃除ではないでしょうか?
この記事では、魚焼きグリルの頑固な汚れを綺麗にするための掃除方法について解説していきます。
魚焼きグリルの内部はいつ掃除する?
魚焼きグリルは使用したらその都度洗うようにしましょう。
魚焼きグリルは性質上頑固な汚れがつきやすく、時間をおいてしまうとなかなか汚れが取れなくなってしまいます。
頑固な汚れには以下のようなものがあげられます。
どちらも冷めるとなかなか取れません。
油汚れ
魚焼きグリルで焼いた魚は余分な油が落ちるので、外は香ばしく中はふっくらとしてとても美味しくなりますが、落ちた油が厄介な汚れになります。
油は熱によって液体に近づくものの、冷えると反対に固まって魚焼きグリル内部の様々な部分に付着して取れなくなります。
そのため、使ったら油が完全に冷え切る前に掃除することで、比較的簡単に除去できます。
焦げ
魚に含まれるタンパク質と糖質は熱を加えられることで炭化し、焦げとなります。
焦げは使用する度に蓄積されていき、どんどん積み重なっていきます。
そのため、使うごとに除去する必要があるのです。
魚焼きグリルの汚れを放置すると
魚焼きグリルは1回の使用だけでもかなりの汚れが付着します。
油や焦げが蓄積されると、様々なリスクを招くことになります。
美味しく調理できなくなる
魚焼きグリルを使った後、掃除をしないでそのまま放置してしまうと内部が湿度の高い状態で放置されカビが発生することがあります。
カビは水回りで発生するイメージがありますが、魚焼きグリルには魚から出た水分と油分が付着し湿度が高い状態になります。
カビは、高温多湿の環境で繁殖しやすく魚焼きグリルの内部はその条件がそろっています。
そのため、魚焼きグリルをたまにしか使わないからといって、1回使ったあとしばらく放置してしまうと、内部に残った汚れを栄養源としてカビが繁殖し、次に料理するときに臭いが発生し、食材に汚れが付着して大変不衛生です。
出火するリスク
魚焼きグリルの内部を掃除しないと、様々な汚れが徐々に蓄積されていき、可燃性の物質が出火することも考えられます。
特に油には注意が必要で、直接火が当たることで容易に発火する可能性があります。
危険なリスクを避けるために、魚焼きグリルを使用した後は必ず掃除を行いましょう。
魚焼きグリルの掃除に必要なもの
魚焼きグリルはなるべく早めの掃除が必要ですが、普段からキッチンにあるもので掃除ができるので特殊な道具は必要ありません。
必要な道具を一覧にしました。
魚焼きグリルの掃除に必要なもの |
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いずれも多くの家庭で台所や水回りに常備されているものかと思います。
魚焼きグリルの掃除以外でも使えるものばかりなので、もし持っていないというものがあれば、この機会にそろえておくことをおすすめします。
魚焼きグリルの網と受け皿の掃除方法
魚焼きグリルは分解できるようになっており、内部には魚をのせる網と油の受け皿が設置されています。
魚焼きグリルを洗うときは、これらを取り出して掃除します。
使った後の簡単なお手入れ方法と、頑固な汚れがついてしまった場合の本格的な掃除方法をそれぞれ紹介します。
簡単なお手入れ
必要なもの
- 中性洗剤
- スポンジ
- お湯
- 大きめのタライ
掃除の手順
- 火傷しない程度の冷めるのを待って、網と受け皿を取り出します。
- 大きめのタライにぬるま湯を貯め、10分ほど網と受け皿をつけておきます。タライがない場合は、シンクにぬるま湯をためて行います。
- 時間が経ったら水を捨て、中性洗剤とスポンジを使ってこすり洗いします。
- 水ですすいで完了です。
ぬるま湯につけておくことで、焦げをふやかして落としやすくします。
毎回この掃除さえ行っておけば、清潔な状態を保つことができ、本格的な掃除はあまり必要ありません。
しっかり掃除する方法
必要なもの
- 中性洗剤
- スポンジ
- お湯大きめのタライ
- 酸素系漂白剤もしくは重曹
掃除の手順
- 火傷しない程度の冷めるのを待って、網と受け皿を取り出します。
- 大きめのタライに40℃ほどのぬるま湯を貯め、酸素系漂白剤か重曹を溶かし洗浄液を作ります。
- 10分ほど網と受け皿を洗浄液につけておきます。タライがない場合は、シンクにぬるま湯をためて行います。
- 時間が経ったら水を捨て、中性洗剤とスポンジを使ってこすり洗いします。
- 水ですすいで完了です。
簡単な掃除とほとんど方法は変わりませんが、酸素系漂白剤か重曹を使うことで焦げや油汚れを落としやすくします。
酸素系漂白剤と重曹はそれぞれ焦げや油など汚れに強く、魚焼きグリルの掃除で大活躍する洗剤です。
また、酸素系漂白剤は塩素系と比較すると刺激が少なく、安全に使用できる洗剤です。ただし、他の洗剤と混ぜないように注意しましょう。
魚焼きグリルの内部の掃除方法
網とお皿をお湯や洗浄液につけている間に、魚焼きグリルの本体を掃除しましょう。
こちらも、中性洗剤を使った簡単なお手入れ方法と、重曹を使った本格的な掃除方法をそれぞれ紹介します。
簡単なお手入れ
必要なもの
- 中性洗剤
- スポンジ
- キッチンペーパー
掃除の手順
- スポンジをぬらして中性洗剤を染み込ませます。
- 魚焼きグリルが冷めているのを確認して、スポンジで内部をこすり洗いします。
- 残った洗剤を軽くぬらしたキッチンペーパーやふきんで拭き取り、しばらく乾燥させます。
- 水気が飛んだら掃除完了です。
魚焼きグリルの基本的な掃除方法ですが、製品によっては水でぬらすことができないパーツがついていることもあるので、その部分は避けて洗うようにしましょう。
しっかり掃除する方法
必要なもの
- 重曹
- キッチンペーパー
- ラップ
掃除の手順
- 簡単なお手入れで汚れが落ちなかった場合に試す方法です。
- 水200mlに対し、重曹を小さじ2入れてよく混ぜ、洗浄液を作ります。
- キッチンペーパーを洗浄液でぬらして、魚焼きグリル内部の汚れが気になる部分に貼り付けます。
- その上からラップをして密封させ、30分ほど放置します。
- 時間が経ったらキッチンペーパーで洗浄液と汚れをとります。
- 乾燥させて完了です。
焦げや油に強い重曹を汚れに浸透させることで、取りやすくする方法です。
基本的な掃除と同じく、ぬらすことのできない部分は避けて行いましょう。
魚焼きグリル内部の臭いを取るコツ
汚れを綺麗にしても、魚焼きグリルの内部には臭いが残ってしまうことがあります。
洗ったあと、臭いが残っているようであればクエン酸を使用しましょう。
からのスプレーボトルに、水100mlと小さじ1のクエン酸を入れてよく混ぜ、臭いが気になる部分に噴射します。
5分程度放置して、キッチンペーパーなどで水拭きして完了です。
クエン酸には生物由来の臭いを消臭する効果があります。
この簡単な一手間で、驚くほど臭いが除去できるのでぜひ試してみてください。
魚焼きグリルを清潔に保つには?
魚焼きグリルを清潔に保つには、使用した直後の掃除が最も大切です。
中性洗剤を使った簡単な洗浄を毎回行うだけで、頑固な汚れのほとんどは予防が可能です。
放置してしまうと、なかなか取れない汚れになってしまい、料理の味や清潔さに影響を与えます。
食事の安全のためにも、少々手間はかかりますがぜひ毎回の掃除に取り組んでみてください。
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