冬場の寒い日には、せっかくお風呂で温まってもすぐに湯冷めしてしまうことはありませんか?
そんなときは「ナノバブル」が有効かもしれません。
この記事では、寒い冬に活躍するナノバブルの効果について解説していきます。
ナノバブルの特性
ナノバブルは特殊なシャワーヘッドやノズルによって生成される、極小の泡のことで普通の泡にはない、様々な特性を持っています。
ナノバブルの気泡のサイズはわずか1μm未満しかなく、普段目にしている泡とは違い、水中で発生しても肉眼で捉えることはできません。
ナノバブルを捉えるためには、顕微鏡を利用するか、水中にレーザーを照射して光のかく乱を利用して観測する必要があります。
ウイルスと同程度の大きさなので、あらゆる場所に入り込むことができ、普通の水では入り込めない場所にも行き届きます。
また、そのサイズから浮力がほとんどなく、水中で発生しても他の泡のように水面に出て消えることもありません。ナノバブルはしばらく水中に残り続け、環境次第では1年以上も残留し、その後水に溶けるように消えていきます。
気泡の一粒一粒がマイナス電荷を帯電しており、お互いに反発しあっています。泡どうしがくっついて大きな泡となることもありません。
一方で、プラス電荷をもつ物質に吸着します。
ナノバブルの主な効果
以上の特性を利用して、ナノバブルは様々な効果を私たちの生活にもたらしてくれます。
洗浄と消臭
ナノバブルの微細な泡は繊維と繊維の隙間や、毛穴の中、汚れと物質の間にまで入り込みます。
通常の水のサイズはどんなに小さい霧状のものでも0.125〜0.225mmほどです。
人間の毛穴の大きさは0.1〜0.2mmほど、不織布のマスクの繊維の隙間はかなり小さく30μmほどです。
そのため、通常の洗浄ではこれらの隙間に入り込むことはできず、十分な洗浄ができません。
しかし、1μm未満のサイズしか持たないナノバブルは隙間に入り込み、これまで落とせなかった汚れも落とすことが可能です。
また、汚れと物質の隙間にも入り込めるため、水あかやカビなどの頑固な汚れも浮かして落とせます。
臭いの原因となる雑菌も除去できるので、ペットの臭いや加齢臭にも効果があることが報告されています。
水質浄化
トイレやお風呂にナノバブルを含んだ水をためておくことで、水が溜まっている部分の洗浄が可能です。
ナノバブルの長期間水中内にとどまり続ける性質と、プラス電荷をもつ汚れに吸着する性質を利用することで、ほとんど手間をかけずに水回りの清潔さを保てます。
また、排水処理施設や漁業の分野ではナノバブルが水質改善に利用されています。
空気を水中に送り込むことで、汚れを分解する微生物を活性化させ、水質改善の効果を高めています。
さらに、研究中ではあるものの、ナノバブルが消滅する際に発生するフリーラジカルによって汚れを直接分解することも報告されています。
保温と保湿
ナノバブルを体に使用すると、保温効果と保湿効果が得られることがわかっています。
通常の水は表面張力が働くため、肌に吸収されるのに時間がかかりますが、小さなナノバブルには水の表面張力を弱める働きがあります。
そのため、ナノバブルを含んだ水は、浸透率が高く保湿と保温どちらにも効果的です。
寒い冬を快適にするナノバブル
寒い冬は、お風呂に入ったあとでもすぐに湯冷めしてしまいます。
お風呂で体を温めると、私たちの体は血管を拡張し、汗を流して体温を元の状態に戻そうとします。
このときに、体の表面に水分を残したまま、冷たい空気にあたってしまうと水分が外気を吸収してしまい体を冷やします。
これが、寒い日に湯冷めが起こりやすい理由です。
寒い日に湯冷めを防ぐためには、体の表面についた水を早めに拭き取ることと、肌の中に水分を蓄えて保湿することが大切です。
表面に出た水分は体を冷やしてしまいますが、肌の中に蓄えられた水分は温かな体温を維持しようとします。
この点においてナノバブルは効果が高く、保湿による保温効果で湯冷めを防いでくれます。
普通のお湯は体の表面だけを温めますが、ナノバブルは浸透率が高いので肌の奥まで水分を浸透させ、体を内側から温めます。
お風呂から出た後も、ポカポカした感覚が長く続くので、湯冷めに対して効果があるのです。
寒い日のナノバブル活用法
では、寒い日のナノバブルの活用方法を紹介していきます。
お風呂のお湯として
温泉施設の中には、ナノバブルをお湯に含ませて保温効果を高めているところもあります。
同じように家庭でも、お風呂のお湯にナノバブルを含ませることで、効果的に体を温めることが可能です。
ナノバブルは「パチパチしそう」というイメージをもつ人もいるかもしれませんが、ナノバブルの気泡は非常に小さく、肌に刺激を与えることはありません。
むしろ、ナノバブルを含んだお湯は手触りが滑らかになり、入浴時のリラックス効果を高めてくれます。
さらに、ナノバブルが自然に体や湯船の汚れを落としてくれるので、入浴するだけでお風呂と体が、これまで以上に清潔になります。
掃除の手間も減るので、お風呂のお湯としてもナノバブルは非常におすすめです。
シャワーで
シャワーではなかなか体が温まらないというのが通説ですが、ナノバブルを利用することでシャワーだけでも十分な保温効果が得られます。
普通のシャワーと比較して、肌への浸透率が高く温かいお湯が十分肌の中に吸収されます。
体の表面だけではなく、内部も温めるのでシャワーだけでもポカポカとした感覚が続きます。
また、ナノバブルの細かな泡は毛穴の奥まで洗浄できます。
洗顔料やシャンプーがなくても肌と頭皮を清潔に保て、さらに洗剤に含まれている界面活性剤と組み合わせることで、洗剤の洗浄効果をアップさせることも可能です。
暖かいお茶やコーヒーに
寒い日には、ナノバブルをお茶やコーヒーのお湯として使っても良いでしょう。
ナノバブルは、小さいので目で見ることはできませんが、ナノバブルを含んでいない水とナノバブルを含んだ水を飲んだとき、その口当たりは全く異なります。
ナノバブルを含んだ水は口当たりがよく、自然と体に吸収されていく感覚をもつ人が多くいます。
先述している通り、ナノバブルは吸収効率が良いので、温かい飲み物に使うことで体を内側から温めることができます。
いつも飲んでいるお茶やコーヒーが、今まで以上に美味しくなり、さらに体の冷えも改善してくれます。
清潔なナノバブルを得る方法
体に使うナノバブルは、清潔なことに越したことはありません。
ナノバブルは、その特性上空気を水の中に含ませる必要があり、生成する過程でどこかで外気を取り入れなければいけません。
しかし、外部の空気は不純物を含んでいる可能性もあり、時期によっては花粉や黄砂などアレルギー反応を生み出すものも取り込んでしまいます。
そこでおすすめできるのが、『UFB DUAL®︎(ユーエフビーデュアル)』です。
UFB DUAL®︎は、水道管に直接取り付けるノズルタイプのナノバブル生成装置です。
外部から空気を取り込む必要がなく、水道管と水の中に含まれている空気を使ってナノバブルを生成します。
そのため、不純物を含まず普段使っている水道水と同じ清潔さでナノバブルを使用可能になります。
体に直接触れても、飲料水として利用しても問題ないので安心して、寒い日の保温に役立てられるでしょう。