意外と簡単 UFB DUAL®（ユーエフビーデュアル）の施工方法や注意点とは

家全体の水をナノバブル化できるUFB DUAL®（ユーエフビーデュアル）。近年、ナノバブルの効果が一般にも知られることにより、施工する家も増えてきました。

そこで今回はUFB DUAL®の詳しい機能と、マンションや戸建て向けの施工方法について説明していきます。

UFB DUAL®は水道管に直接取り付ける、ナノバブルを生成するノズルです。

従来、ナノバブルはより大きな泡を圧力によって壊すことで生成していました。しかし、この方法には深海並の水圧を発生させる必要があり、時間も費用もかかりました。

その装置も非常に大掛かりで、企業や公共事業には注目されたものの、とても各家庭に施工できるサイズではなかったのです。

そこで開発されたのが、小規模事業者や家庭でも使用可能なUFB DUAL®です。

大きな泡を圧壊させる装置とは異なり、水道管内の圧力を利用した析出現象によってナノバブルを生成します。

これまでは、一般家庭で使えるナノバブルを生成する設備はシャワーヘッドタイプのものなどが有名でした。これらは、シャワーホースに取り付けることで、お風呂を始めとした一部の水回りをナノバブル化します。

一方、UFB DUAL®がもつ大きな特徴として、一部の水回りに限らず「家全体の水をナノバブル化できる」ということがあります。

UFB DUAL®は水道メーターの脇に取り付けるのでお風呂場はもちろん、キッチンや洗面台、トイレや洗濯水など、あらゆる場所でナノバブルを使用可能になります。

UFB DUAL®は日本が世界で初めて開発に成功した、日本の水道管に取り付けられるナノバブル生成装置で、特許も取得しています。

また、水道管に取り付けても水圧や水量が変わらず、唯一の水道機器認証を得ているナノバブル生成設備です。

さらに、水道管の中でナノバブルを生成するため、外気に触れず清潔なナノバブルを生成可能で、ナノバブルが飲料水としても利用ができるようになりました。

その信頼性の高さとクリーンさから、一般家庭に先んじて医療機関や公共事業、各企業ではすでに導入が進んでいます。

UFB DUAL®を施工することで、毎日使う水をナノバブル化でき、家庭でもナノバブルによるさまざまな効果を得られます。

ナノバブルは泡の中でも直径1μm未満の最も小さな泡で、他の泡や水滴よりも小さいことからさまざまな場所に入り込み、普通の水道水では洗えなかった部分も洗浄が可能です。

泡の名称と大きさ

また、マイクロバブルやナノバブルといった小さな泡を総称してファインバブルと呼ぶこともあります。

ナノバブルやマイクロバブルがもつ特徴として、小さな泡ということ以外にもマイナスの電荷を帯びているという点があります。

そのため、水中にあるプラス電荷の汚れを吸着する働きがあり、排水や海の水質浄化に利用されています。

水質を改善すると同時に海中の生物を活性化させる働きもみられ、牡蠣の養殖を始めとした水産業でも活躍しています。

その特性を活かして、家庭でもさまざまな効果が期待できることから、生活を豊かにする技術として一般にも広がりを見せています。

• お風呂場で
  ナノバブルには高い洗浄効果があり、シャワーとして使用することで毛穴の奥の汚れまできれいに取り除きます。また、ナノバブルの微細な泡は皮膚や毛穴から浸透しやすく、高い保湿効果と保温効果を持っており、湯船のお湯としても最適です。
• トイレやキッチンに
  トイレやキッチンなど生活の中で汚れることの多い水回りでも、ナノバブルは活躍します。ナノバブルがもつマイナス電荷が、配水管にこびりついたプラス電荷をもつ微生物由来の汚れに吸着し分解します。そのため、臭いの解消にも有効です。
• 洗面所に
  ナノバブルは口の中の汚れや雑菌も吸着する働きがあり、歯磨きで使えばステインや歯石の除去、口臭の予防などにも有効です。また、毎朝の洗顔でもナノバブルを使えるので、スキンケアにも効果があります。
• 洗濯機に
  ナノバブルの小さな泡が衣類の繊維の奥まで入り込み、皮脂や汗などの汚れを吸着します。すすぎの回数も減らせるので、節水もでき生活コストを下げることにもつながります。
• 飲料水として
  UFB DUAL®が生成するナノバブルは、水道管の中で外気に触れず作られるため、不純物を取り込む心配がなく非常に清潔です。また、ナノバブルを含んだ飲料水は口当たりが滑らかになり飲みやすく、さらには腸内環境も整える働きがあるとされています。

UFB DUAL®の施工を検討したら、まずは販売している代理店を見つけます。

UFB DUAL®には水道管の径によっていくつか種類があり、代理店からのアドバイスを受け自宅の水道管にあった製品を選んでもらう必要があります。

種類によって価格は変わり、一般家庭用のものだと25万〜35万円ほどの本体価格です。

UFB DUAL®の取り付けは、水道局の指定する「指定給水工事事業者」に依頼しましょう。

各自治体の水道局のホームページに、水道管工事の認可を受けた施工業者が掲載されています。

取り付け費用は住んでいるエリアや事業者によっても異なるので、一度見積もりをしてもらうと良いでしょう。

施工工事は2時間から半日ほどで完了します。

施行中は家の中の水は使えないので、スケジュールを確認して問題ない日を施工業者と話し合いましょう。

最後に家の中の蛇口をひねって、正常に作動しているか確認します。

取り付け工事が終わったその日から、すぐにナノバブルを使えるようになります。

また、UFB DUAL®は取り付け後メンテナンスが不要で、半永久的に使用が可能です。初期費用はかかるものの、長期的に考えるとコストパフォーマンスは非常に良いといえます。

しかし、購入から施工までの流れの中では注意したい点もあります。

UFB DUAL®は基本的には代理店が販売していますが、これから広がるにつれて類似品が出る可能性もあります。

さらに、水道管によって使用できる製品が違うことから、必ず購入時には代理店のアドバイスを受けましょう。

ネット上で安いものを見つけても、必ず販売事業者を確認し、連絡してから購入するようにします。

また、施工業者によっても工賃が変わるので、数社に問い合わせを出して、見積もりをもらえばコスパ良く施工できますよ。

以上の点を守って、ナノバブルの優れた効果を体感してみてください。