UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)のデメリットとは

水道管に直接取り付けるナノバブル発生装置「UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)」を導入する住宅も増えてきました。しかし、気になるのはそのメリットやデメリットではないでしょうか?

そこで今回はそもそもUFB DUAL®とは?ということから解説し、取り付けることでデメリットはあるのか、という疑問を解消していきたいと思います。

UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)とは

  • ナノバブル
  • UFB DUAL®とは建物の水道管に取り付けるノズル型の装置です。

    よくシャワーヘッドと混同されますが、UFB DUAL®は洗面台やキッチン、お風呂場に分岐する前の水道管に直接設置するので、住宅の中で使う全ての水をナノバブルにできます。

ナノバブルとは非常に小さな泡のことで、その大きさは1μm未満。普段目にすることのない単位ですが、1mmの1/1000未満と言えばその小ささが伝わるのではないでしょうか?

普段私たちが目にする泡はミリ単位やセンチ単位の泡で、それぞれミリバブルとセンチバブルと呼ばれています。

それよりも小さな泡にマイクロバブルという泡がありますが、ナノバブルはそれよりもさらに小さく、水の中にあっても目で見ることはできません。さらに、ナノバブルはそれぞれがマイナスの電荷を帯電しており、反発し合うことから水の中で拡散し、複数の泡がまとまって大きくなることもありません。

また、小さなナノバブルは気泡の中に含まれている空気も少ないため、浮力が弱くほとんど水面に上がってきません。そのため、数カ月から1年近く水の中をただよい続け、やがて水の中で消えていきます。

ナノバブルはその性質から高い洗浄力やその他さまざまな効果があり、すでにあらゆる産業で活躍しています。

  • デンタルクリニックなどの医療機関で
    ナノバブルを発生させるUFB DUAL®は一般家庭に先んじて、医療機関で導入が進んでいます。デンタルクリニックでは石こうくずを吸引する石こうトラップなど医療器具の洗浄に使用されています。
  • 海の水質改善に
    広島県の牡蠣漁業において、水質の改善と向上にナノバブルは使用されています。ナノバブルが帯電するマイナス電荷が、海中のプランクトンの死骸などプラスの電荷をもつ汚れを吸着し、牡蠣漁業において大きな障害となる赤潮の発生を防止します。
  • 農産物の成長促進
    ナノバブルの特徴を最大限に活かしている農業分野。ナノバブルのマイナス電荷によって農産物の栄養となる有機物を吸収しやすくし、さらにオゾンや酸素などを気泡の中に入れることで、植物の成長を促進させています。

以上のように、現在進行形でさまざまな分野で活躍するナノバブルですが、これまではナノバブルを発生させる機器は非常に大掛かりで、とても家庭用に使えるものではありませんでした。

そこで、家庭でもナノバブルを使用できるようにしたものがUFB DUAL®です。

UFB DUAL®の大きな特徴は家全体の水をナノバブル化できることです。

これまでも交換式のシャワーヘッドなど家庭でナノバブルを利用できる装置はありましたが、お風呂場や一部の場所だけでしか使用できないことがデメリットでした。

UFB DUAL®は水道メーターの脇にある水道管を交換することで、建物の中の全ての水をナノバブルにすることが可能です。

その設置特性からUFB DUAL®には、それ以外にもさまざまなメリットがあります。

  • 水圧、水量が変わらない
    ナノバブルを生成する装置の中には、住宅環境によって水圧や水量が変化してしまうものもあります。UFB DUAL®は水道管に直接取り付けるので、これまで使ってきた水と変わらない水圧、水量を実現しています。
  • 生成された水が清潔
    ナノバブルは水道管の水に含まれる空気を元に生成されます。そのため、外気に触れることがなく清潔なナノバブルを生成可能です。そのまま飲料水としても利用が可能で、医療機関にいち早く注目されている理由のひとつです。
  • 見えないところの掃除にも
    ナノバブルには配水管の奥の雑菌による汚れである、バイオフィルムを除去する効果があります。毎日使う水がナノバブルになることで、使った後の水が配水管の中を自動で掃除してくれます。
  • メンテナンスフリーでランニングコスト不要
    UFB DUAL®はその設置方法から、一度取り付けると半永久的にメンテナンスフリーで使用できます。また、水道管内の水圧のみを使ってナノバブルを生成するので電気などの外部エネルギーを必要とせず、ランニングコストもかかりません。

UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)のデメリット

  • さまざまなメリットのあるUFB DUAL®ですが、気になるデメリットについても紹介していきます。

    前提として、UFB DUAL®やナノバブルは普通の水と比較したときに、機能や効果面でのデメリットはありません。

    ただし、後付けの設備であることから2つのデメリットがあります。

初期費用が高い

  • UFB DUAL®を導入する際は初期費用がかかります。

    また、シャワーヘッドや他のナノバブル生成装置と比較したときにUFB DUAL®の導入費用は高めです。

UFB DUAL®には、いくつか種類があり代理店のサポートを受けながら購入しますが、だいたい25万円〜35万円くらいの本体価格です。

さらに、自分では設置できないので、設置業者に支払う施工費用も必要です。

UFB DUAL®の導入を検討する際は最低でも30万円以上の予算を想定しておきましょう。

工事が必要

水道管に直接取り付ける必要のあるUFB DUAL®は、設置に工事が必要になります。

自治体の水道局が指定する、指定給水装置工事事業者に依頼を出す必要があり、工事中は家全体が断水されます。

在宅しているうちの水を使う予定のない時間を、施工業者と相談して日取りを決めましょう。

ただし、工事後動作確認が完了したあとは、すぐにナノバブルを使えます。

UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)の可能性

UFB DUAL®には、初期費用と工事が必要というデメリットがあるものの、効果や機能面にはデメリットは見つかっていません。水と空気だけで作られているので普段私たちが使っている水と安全性は同じです。

UFB DUAL®で生成されるナノバブルはお風呂以外でも使用できるので、美容以外にも掃除用水や飲み物としても効果を実感できるはずです。

特にわかりやすいのは、飲料水として用いた時の口当たりの柔らかさです。

先にもお話ししたとおり、ナノバブルは非常に小さな泡なので目で捉えることができません。しかし、口に入れてみると、これまでの水とは違った柔らかさや飲みやすさを実感できるでしょう。

さらには、ナノバブルを含む水は通常の水よりも人体への吸収効率がよく、身体に潤いを与え腸内環境を整えるという効果もあります。

もちろん、掃除や洗濯など洗浄力が必要な家事においてもナノバブルは大活躍します。

初期費用が他の設備と比較して高いことはデメリットですが、半永久的に使え、メンテナンスも必要なくランニングコストもかからないため、長期的に見れば、コスパも十分と言えるでしょう。

今後さらに広がっていくことが考えられるUFB DUAL®の効果と可能性を、いち早く感じてみてはいかがでしょうか?

WRITER
    • WDW 編集部
    • 株式会社ウォーターデザインワールド(WDW) 編集部は、当社の製品であるプラチナノバブルの魅力的を伝えるだけでなく、水と健康に関する有益な情報を提供することで、お客様の生活に役立つライフハックを提供しております。

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