やらなきゃいけないと分かっていても、なかなか面倒なトイレ掃除。
つい長い間手付かずのままにしてしまうということも起こります。
しかし、掃除のコツさえ知っておけば、トイレは手間をかけずに簡単にきれいにできてしまうことをご存じでしょうか?
この記事では、毎日の生活がグッと楽になるトイレを簡単に掃除する方法について解説していきます。
トイレ掃除の方法と頻度は場所によって違う
トイレの掃除を簡単にするためのコツは、可能な限り手を抜くことです。
しなくていい場所は先延ばしにし、汚れやすい場所を優先的に掃除します。
トイレは、場所によって汚れやすさが変わり、頻繁に掃除が必要な部分とたまに掃除するだけで良い場所とに別れています。
場所ごとの掃除頻度を知って、後回しにできるところは手を抜くことも快適な生活のためには大切です。
毎日掃除 |
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週に1回掃除 |
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1〜2週1回掃除 |
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月1回掃除 |
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大掃除 |
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毎日の簡単なトイレ掃除
毎日の簡単な掃除では、便器と便座を主に掃除していきます。
慣れれば2分ほどで終わります。
準備するもの
- トイレ用中性洗剤
- トイレ掃除用ブラシ
- トイレ用掃除シート
- 必要であればゴム手袋
手順
- トイレの便器の中に、適量の中性洗剤を振りかけます。
- トイレ用ブラシを使って、便器を磨き汚れを落としていきます。特に、水たまり部分のふちは汚れがつきやすいポイントです。
- トイレ用掃除シートを使って、便座から始めて便器の外側や、汚れやすい便器のふち裏の汚れを拭き取ります。必要であればゴム手袋をつけて行いましょう。
- 拭き終えたら、使用したトイレ掃除シートを便器の中に入れて、洗剤や汚れと一緒に流します。以上で完了です。
毎日行う簡単な掃除の目的は、汚れをためないことです。
気になる部分があれば、ついでに掃除しますがあまり神経質にならないことが継続のコツです。
その日のうちについた汚れをその日のうちに落とすことで、汚れがつきにくくなります。毎日継続していると、いつもトイレがきれいな状態になりますよ。
週に1回の簡単なトイレ掃除
週に1回から2週間に1回ほどの頻度で、毎日のお手入れで掃除しない場所をきれいにしていきます。
ウォシュレットノズルや床や壁、便器と便座カバーのジョイント部分の隙間など手が届きにくいですが、汚れがたまりやすい場所です。
用意するもの
- トイレ用中性洗剤
- トイレ掃除用ブラシ
- トイレ用掃除シート
- ゴム手袋
手順
- マットなど、掃除の邪魔になるトイレの床に置いてあるものをトイレの外に出します。トイレットペーパーも取り外しておきましょう。
- 便器の中に中性洗剤をかけ、トイレ用ブラシを使って便器の汚れをこすり落とします。
- ウォシュレットノズルにも洗剤をかけて、トイレブラシで洗っておきましょう。メーカーによって洗浄方法が異なるので、説明書を確認して行います。
- トイレ用掃除シートで手洗い場やレバーなどもしっかりと拭きます。
- 同じシートで、便器フタの裏側と便器と便座カバーのジョイント部分の汚れを拭き取ります。汚れの少ないレバーや手洗い場を先に掃除し、汚れやすい便器をあとで掃除しましょう。便器の掃除後、シートはトイレに流してください。
- 新しいシートで、トイレの壁を拭き取ります。便器の高さよりも低い場所や、手洗い場の周辺の壁は特に汚れやすいポイントです。
- 次に新しいシートでドアノブやトイレットペーパーのホルダーを拭きます。
- 最後に同じシートで床を拭きます。便器と床の継ぎ目には汚れがたまりやすいので、丁寧に拭きましょう。
- トイレの外に出していたものを戻して完了です。
床に置いてあるものを外に出すので、トイレマットや便座カバーはついでに洗濯しても良いでしょう。
毎週の掃除では、普段見落としがちなポイントに絞ってきれいにしていきます。
毎日の掃除をしていれば、見える部分はあまり汚れてないので、慣れれば最短2分ほどで終了します。
また、尿石や水あか、カビなど頑固な汚れがあるときは、以下の方法で除去しましょう。
頑固な汚れの取り方
頑固な汚れはアルカリ性の塩素系の洗剤か酸性の洗剤を使用して取り除きます。
絶対に他の洗剤と混ぜないようにしてください。混ぜると有毒ガスが発生する可能性があります。
また、手が荒れることも考えられるので、ゴム手袋をつけて、よく換気しながら作業を行いましょう。
敏感肌の人は塩素系洗剤の代わりに重曹を、酸性洗剤の代わりにクエン酸を使うと良いでしょう。
カビの取り方
- アルカリ性の洗剤をカビに吹きかけ、10分ほど放置します。
- 水で流すか、ぞうきんなどで拭き取ります。
尿石と水あかの取り方
- 酸性の洗剤を汚れの気になる部分に噴射し、10分ほど放置します。
- 水で流すか、ぞうきんなどで拭き取ります。
月に1回のしっかりトイレ掃除
月に1回の掃除では、日常生活の中でほとんど開けることのないトイレタンクの中を掃除していきます。
トイレタンク内には、トイレを流したときに流れる水が貯水されています。
そのため、常に水がある状態なので、カビや水あかが発生しやすい環境です。
また、トイレを清潔に保つための様々な機能が備わった場所でもあるので、月に一度は中を確認して、劣化や汚れがないかチェックしておきましょう。
用意するもの
- マイナスドライバー
- ゴム手袋
- 持ち手の長い細めのブラシ
- スポンジ
- 中性洗剤
- 重曹
- クエン酸小さじ1
- 水200ml
- スプレーボトル
トイレタンクの念入り掃除手順
- マイナスドライバーで止水栓を閉めトイレタンクの水供給を止めます。
- トイレタンクのふたを取り外します。ふたには水あかやカビがつきやすいので、カビには重曹、水あかにはクエン酸を使って掃除します。
- ゴム手袋を装着し、中性洗剤とスポンジとブラシを使ってタンク内を洗います。手が入り込めない部分は、持ち手が長い細めのブラシを使って掃除しましょう。
- 作業が終わったら、マイナスドライバーで止水栓を開けましょう。
- 最後に水で洗剤を流して、完了です。
タンク内の汚れのほとんどは、水面より高い場所に発生します。反対に、水の中はあまり汚れない構造になっています。
もし、タンクの底にも汚れがある場合は、レバーを引いてタンク内の水を流してから掃除しましょう。
大掃除のときのトイレ掃除
大掃除ではトイレの換気扇を掃除しましょう。
トイレの換気扇には主にホコリ汚れがつき、ファンとフィルターそれぞれを取り外して洗います。
用意するもの
- タライなど大きめの容器
- ぬるま湯
- 中性洗剤
- ブラシやスポンジ
手順
- 換気扇のファンやフィルターなどの部品を取り外します。
- 取り外した部品をタライなど大きめの容器にいれ、ぬるま湯を注ぎます。
- 中性洗剤をスポンジにつけ、やさしくファンを洗います。
- フィルターの汚れが取れにくいときはブラシを使って細かな汚れを落とします。
- 最後に部品の水気を拭き取り、十分に乾かしてから元通りに取り付けます。
ホコリは中性洗剤で落とします
もし油分を含んで、ネバネバしていた場合は中性洗剤の代わりに重曹を使って洗うとよく落ちます。
まとめ
以上の手順でトイレ全体の掃除は完了です。
意外と簡単に感じた人も多いのではないでしょうか?
日頃のこまめな掃除を行うことで、トイレをいつも清潔に保て、快適な生活をおくれるようになるでしょう。