自宅でもできる? 正しく毛穴を洗浄する方法とは

鏡を見たときに毛穴が気になる、最近なんだか化粧ののりが悪い気がする。

そんな人は、毛穴の洗浄が十分ではないかもしれません。

この記事では、自宅でできる毛穴の洗浄方法について解説しています。

毛穴汚れの原因

毛穴が目立つ原因には、主に3つの要素が絡んできます。

角栓

毛穴の黒ずみの主な原因の一つは、毛穴に溜まった角栓によるものです。

角栓とは、毛穴の中に皮脂と角質が混ざり合ってできる塊で、角栓のある肌に触れるとざらつく感触があります。

角栓は毛穴の奥にある皮脂腺から過剰に分泌された皮脂と、毛穴内に残った角質片が混ざり合ってできます。

肌の表面の角質層が乱れたり、化粧品の残留物などで毛穴が詰まったりすると、皮脂が毛穴から排出されず、角栓が形成されます。

角栓は、鼻やひたいのTゾーンで特にできやすいですが、体質によっては口周り、あごなどでも見られます。

くすみ

毛穴の黒ずみが頬などの部位で気になる場合、毛穴の開きが原因かもしれません。

毛穴が開いていると、上から光が当たることで影ができ、肌全体が黒く見えてしまいます。

毛穴に汚れが詰まっているのではありませんが、影の影響で目立つことがあります。

産毛

毛穴から生える細かい産毛が原因で、黒ずみが起こることがあります。

産毛は基本的に白色の細い毛なので目立ちません。寿命を終えた産毛は、通常は毛穴から抜け出ていきます。

しかし、毛穴が角栓で詰まっている場合、産毛は抜け落ちることなく、角栓の中に詰まって黒く見えます。

毛穴に汚れが溜まるメカニズム

毛穴が黒ずんで見える原因は主に角栓や毛穴の開きによるくすみですが、それらが起こるメカニズムについて解説します。

角栓による黒ずみ

角栓は、読んで字のとおり「角質」が毛穴に「栓」をすることでできます。角栓は、約70%が角質(たんぱく質)で構成されており、残りの30%は皮脂です。

含まれる皮脂によって、角栓は黒く変色することがあり、これは角栓内の皮脂が酸化することによって起こります。

また、角栓は肌が乾燥することによってできます。

乾燥した肌は、角質のターンオーバー(古い角質から新しい角質への切り替え)が速まり、角質層が硬くなります。

硬くなった角質は、毛穴から排出されず詰まりやすくなってしまいます。

本来であればターンオーバーによって、新しい角質が形成され、古い角質が剥がれ落ちますが、乾燥した状態ではターンオーバーが乱れ、角質が毛穴に詰まって角栓ができるのです。

毛穴の開き

毛穴の開きは乾燥と皮脂によって起こります。

肌に含まれる水分が不足すると、毛穴のサイズが広がり、毛穴がより目立つようになります。

また、乾燥した肌はハリを失い、肌表面が硬くなります。肌が硬くなると、キメが乱れてさらに毛穴が目立って見えるようになります。

乾燥とは反対に、皮脂分泌が過剰な場合でも毛穴が広がります。

特に鼻や額などのTゾーン、あごは皮脂分泌が活発なため、皮脂によって毛穴が目立ちやすくなる部位です。

皮脂が過剰に分泌する原因は体質によることがほとんどですが、生活週間によっても起こります。

例えば、マスクをつけ続けることで、マスクの摩擦や皮脂が毛穴に蓄積し、毛穴が広がることがあります。

また、肌を守るためにも皮脂は分泌されます。乾燥したときなど、肌表面のガードのためにも皮脂が分泌され毛穴が開きます。

角栓や皮脂の毛穴の開きを抑えるためには、適切なスキンケアを行い、肌の水分バランスを保ちながら、余分な皮脂を除去する必要があります。

また、健康的な生活習慣を心がけ、肌の正常なターンオーバーを維持することも大切です。

毛穴洗浄の頻度

洗顔は毎日行いますが、毛穴の洗浄は5日に1回の頻度で行いましょう。

角栓は約5日で再生すると言われています。そのため、毛穴の黒ずみを除去するためのお手入れは、5日に1回が目安になっています。

毛穴洗浄の際は、毛穴パックなどを使用してケアを行いましょう。

しかし、毎日毛穴パックを使うのはおすすめしません。毎日行ってしまうと肌に余計なダメージを与えることがあります。

肌は自然なターンオーバーを持っており、必要なときに古い角質や角栓が排出されます。毎日の使用は、肌のターンオーバーを阻害し、かえって毛穴の問題を悪化させることがあります。

毛穴の洗浄方法

ここでは、毎日行える毛穴洗浄の方法を紹介します。

洗顔

洗顔は肌の基本的なお手入れの一環ですが、毛穴の黒ずみを予防することにも効果的です。洗顔料を使って毛穴の汚れを除去するポイントを解説します。

  • 泡立てること
    洗顔料はよく泡立てることで、泡が余分な皮脂や汚れを包み込み、浮かせて落とす効果を発揮します。
    泡立てる時は、洗顔料を手に取る前に手をよく洗い、清潔な手で泡立てましょう。
    きめ細かい弾力のある泡を作るために、水と空気を少しずつ含ませながら泡立てるのがコツです。
  • スクラブ入りの洗顔料を利用
    毛穴の黒ずみが気になる場合、スクラブ入りの洗顔料の使用もおすすめです。
    スクラブ入りの洗顔料は、微細な粒子を含んでおり、角質を優しく剥がすことで毛穴の汚れを取り除きます。
    ただし、敏感肌の人は肌に合う洗顔料を使うことも大切です。

クレンジング

メイクは肌に滞留することで、角栓となることがあります。そのため、お化粧をした日は、クレンジングを使ってしっかりとメイクを落とし、毛穴をケアしましょう。

  • 適切なクレンジング剤を選ぶ
    クレンジングには、オイル、ローション、ジェル、クリームなど、様々な種類があります。
    メイクの濃さや肌質に合わせて、自分にあったものを選ぶことが大切です。
  • 使用量に注意
    クレンジングの使用量が少ないとメイクが十分に落ちないだけでなく、肌に余分な摩擦をかけてしてしまうことがあります。
    特に小鼻の周りなど、黒ずみが気になる部分はついつい擦りがちです。十分な量を使って優しくクレンジングを行いましょう。

ふきとり化粧水

ふきとり化粧水は肌を整え、余分な皮脂分泌を抑制するために役立ちます。毛穴を引き締める効果が期待できることから、収れん化粧水とも呼ばれています。

  • コットンで軽くパッティング
    ふきとり化粧水を使用する際は、コットンで軽くパッティングすることをおすすめします。
    力を入れすぎたり、こすったりすると肌に刺激を与え、赤みや色素沈着を起こす可能性があるため、優しく行いましょう。
  • 適切な量を使う
    化粧水はたっぷり使用しましょう。コットン全体がしっとりするくらいが目安です。
    反対に量が少ないとコットンが毛羽立ち、肌に刺激を与えることもあります。

NGな毛穴の洗浄方法

毛穴が気になっている人がついやってしまいがちな、NGな洗浄方法も紹介します。

角栓を取り出すのは控える

角栓を無理に取り出そうとすると、肌に損傷を与えることもあります。

爪や道具を使って角栓を圧迫すると、肌が赤くなり、炎症を引き起こすことがあるため、詰まった角栓がなかなか取り除けないときは皮膚科にいくことをおすすめします。

摩擦は避ける

クレンジングや洗顔の際に肌を力強くこするのはおすすめできません。

肌を強くこすることで、肌の自然なバリア機能が損傷し、必要な皮脂まで取り除かれることもあります。

また、肌の細胞は摩擦に弱いので、優しく丁寧なクレンジングを心掛けましょう。

毛穴パックの使用頻度を守る

毛穴パックは使用頻度を守って5日に1回のペースで使用しましょう。

過度な使用は肌に負担をかける可能性があります。

肌表面の角質層を剥がしすぎると、肌が敏感になり、乾燥や赤みにつながります。

使用頻度を守って、使った後はしっかりと保湿しましょう。

毛穴をきれいに保つ習慣

毛穴は皮脂の過剰な分泌や、乾燥によって目立つようになります。

そのため、皮脂を分泌させずに乾燥を防ぐことが大切です。

具体的にはしっかりとした睡眠と、適度な運動習慣、脂質をとりすぎないような習慣を心がけましょう。

睡眠が不足すると、肌の新陳代謝が乱れ角質が毛穴に溜まりやすくなります。また、角栓の元となる脂質をとりすぎることも毛穴が開く原因です

野菜中心の食生活を心がけて、適度な運動を取り入れることで、代謝が活性化されきれいな肌を保てるようになります。

まとめ

気になる毛穴の洗浄方法について解説しました。

基本的な洗顔などのケアを毎日行い、5日に1回の頻度で毛穴パックを使うことで、毛穴汚れを解消できるでしょう。

しかし、根本的な解決のためには規則正しい生活習慣も大切にしましょう。

WRITER
    • WDW 編集部
    • 株式会社ウォーターデザインワールド(WDW) 編集部は、当社の製品であるUFB DUAL®の魅力的を伝えるだけでなく、水と健康に関する有益な情報を提供することで、お客様の生活に役立つライフハックを提供しております。

掃除・洗浄関連投稿

サービスについて詳しく知りたい方はお問い合わせください!