電子レンジは生活に欠かせない調理器具の一つですが、使っているうちに内部の汚れが目立ってきますよね?
また、掃除しようにも食品を扱う場所なので、なるべくクリーンに洗いたいという人も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では水だけを使った電子レンジの掃除方法を紹介していきます。
電子レンジにつく汚れは?
食品を温める機能をもつ電子レンジには、食材由来のあらゆる汚れが付着します。
タンパク質、糖分、油分などの栄養素
肉や魚などを電子レンジで温めると、タンパク質や糖質、脂質などが食材から溶け出し飛び散ることで電子レンジに付着します。
固まると頑固な粘性の強い頑固な汚れとなるので、簡単には取れません。
水分
食材や飲み物に含まれる水分が水蒸気になって電子レンジの内部全体に付着します。
放置しておくと白っぽくて硬いシミのような汚れになります。
目立たない天井部分にもつきやすいので、掃除の際には天井も注意して磨きます。
吹きこぼれ
スープなどの飲みものを電子レンジで温めすぎると、吹きこぼれてしまうこともあります。
水分以外にも食材のかすも含まれており、汚れが残った状態で使い続けると焦げてさらに取れにくくなります。
電子レンジの掃除の頻度
電子レンジの汚れをそのままにしてしまうと、機能が損なわれ故障の原因となることや、さらには汚れが発火する危険もあるので定期的な掃除が必要です。
電子レンジを毎日使うという家庭では、最低でも週に1回は水だけを使った簡単な掃除を心がけましょう。
あまり電子レンジを使わないという場合でも、1回でも電子レンジを使うと汚れは付着します。
時間が経つと汚れがどんどん蓄積されていくので、汚れが固着する前に除去するようにしましょう。
電子レンジの掃除に必要なアイテム
電子レンジはコツさえ知っておけば、洗剤を使わず水だけでも掃除が可能です。
そのため、特別な道具は必要なく、電子レンジの基本的な掃除はぬれタオルだけで完了します。
ただ、頑固な汚れがついてしまった場合は、重曹やクエン酸があると掃除時間が短縮できます。
重曹は、弱アルカリ性の性質をもつアイテムでタンパク質や油汚れなどの食品由来の汚れを効果的に落としてくれます。
クエン酸は弱酸性で、水でできたシミに効果を発揮します。さらに、消臭効果もあるので電子レンジに臭いがついてしまったときにも便利です。また、みかんやレモンの皮でも代用可能です。
重曹もクエン酸もどちらも食品に使われるくらい安全なもので、スーパーや薬局などで気軽に購入できます。
電子レンジ以外でも、シンクやお風呂、水回りの掃除に使えるので持っておくと色々なシーンで役に立ちます。
電子レンジを水だけで掃除するメリット
水だけで電子レンジを掃除するメリットについて紹介します。
安心・安全
洗剤のなかには、汚れを落とすために強力な成分を含んでいるものがあります。
そういった洗剤は頑固な汚れには有効ですが、食べ物を扱う電子レンジでは使用を避けたいという人もいるでしょう。
また、掃除をした後に洗剤の拭き残しがあると、それが新たな汚れや臭いの原因になってしまうこともあります。
そうなってしまうと、また掃除を行う必要があるので二度手間になってしまいます。
水だけでの掃除は心理的な負担も軽減できますし、拭き残しによる臭いや汚れが発生することもありません。
洗剤を節約できる
電子レンジの掃除は、食器洗いで使用する中性洗剤を使って行う家庭もありますが、水だけの掃除は洗剤を使わないので、その分節約につながります。
また、昨今はSDGsの広がりによって一人ひとりの環境意識も高まっています。
水だけを使った電子レンジの掃除は環境負荷を下げることにつながり、自宅で取り組める環境対策の一環にもなるでしょう。
気軽にできる
水だけを使った電子レンジの掃除には、特別な道具や洗剤を必要としないので汚れが気になったらすぐにできるというメリットがあります。
電子レンジなど日常的に使う家電製品は、掃除を習慣化させることが最も大切です。
水だけを使った掃除は心理的なハードルが低いので、習慣化しやすい掃除と言えるでしょう。
水だけを使って電子レンジを掃除する方法
「電子レンジを水だけで掃除して綺麗になるの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、これから紹介する方法を使えば水だけでも十分に掃除が可能です。
しかもタオルと水さえあれば始められるので、いますぐにでも掃除ができます。
必要なもの
- タオル
掃除の手順
- タオルをしっかり水でぬらします。
- 水滴がしたたらない程度に軽く絞って電子レンジに入れ、レンジ機能を使って3分ほど加熱します。
- 加熱が終わってもすぐにあけずに、さらに3分ほど放置します。
- 時間が経ったらレンジをあけて、火傷に注意して暖かいタオルで電子レンジの壁や扉、回転皿がついている場合はお皿とその下の台座を磨きます。水蒸気に
- り汚れが柔らかくなっているので、楽に汚れが落とせるはずです。
- 汚れが落ちたら完了です。
この方法では水蒸気によって、汚れを柔らかくすることで落としやすくします。
掃除のポイントは、電子レンジで加熱が終わってもしばらく放置することです。
ぬらしたタオルから発生した水蒸気が、汚れに浸透する時間を作ることで普通に磨いただけでは取れない汚れを落とすこともできるようになります。
ただし、洗剤を使わないため臭いはなかなか取ることができません。
臭いが気になる場合は、レモンやみかんの皮を汚れに擦り付けると臭いの軽減になります。
しっかり電子レンジを掃除する方法
水だけでは物足りないという人は、重曹やクエン酸を使っての掃除にも挑戦してみましょう。
さらに汚れを簡単に落とせ、消臭効果も期待できます。
必要な物
- タオル2枚
- タライやバケツ
- 重曹
- クエン酸
掃除の手順
- 重曹をタライやバケツに入れて、水100mlに対し小さじ1溶かして洗浄液を作ります。
- タオルに重曹で作った洗浄液を染み込ませ、軽く絞って電子レンジで3分温めます。
- 3分経ったらすぐには扉をあけずさらに3分放置し、汚れに重曹の洗浄液が含まれた水蒸気を浸透させます。
- この間に、先ほど使ったタライの水をすて、新しく水を入れ100ml当たり小さじ1のクエン酸を溶かし、もう一枚のタオルをぬらしておきます。
- しばらくおいた後に扉をあけ、タオルで電子レンジの内部に残った汚れを拭き取ります。
- 次に、クエン酸に浸したタオルでもう一度電子レンジの内部を磨きましょう。
- しばらく扉をあけた状態にし、乾燥したら完了です。
重曹を使って油汚れなどを落とし、クエン酸で消臭する方法です。
洗剤やウェットティッシュを使うよりも汚れに対して効果を発揮でき、しかも重曹もクエン酸も安全なものなので安心して掃除ができます。
今回は2枚のタオルを使った方法を紹介しましたが、手間に感じる場合は最初に使ったタオルをそのまま使っても構いません。
まとめ
水だけで電子レンジを綺麗に掃除する方法について解説してきました。
水蒸気を利用することで、タオルだけで電子レンジの内部を掃除でき、洗剤を使わないので節約や環境負荷を下げることにつながります。
しっかり掃除したいという人は、安全な重曹やクエン酸を取り入れることでさらに簡単に汚れを落とせるようになります。
特にクエン酸は消臭効果もあるので、上手に取り入れて電子レンジの清潔さを保ちましょう。
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