電気ポットを洗浄頻度や方法を解説

温かいコーヒーやお茶を楽しむために欠かせない電気ポット。

手軽にお湯を沸かせて非常に便利ですが、使い続けるうちに内部にはさまざまな汚れが蓄積し、飲み物の味や清潔さに影響を与えます。

しかし、いざ洗おうと思っても洗い方を知らないという人も多いはず。

そこで今回は、電気ポットの洗浄頻度と、効果的な洗浄方法について詳しく解説していきます。

電気ポットの洗浄頻度と水質の影響

日常的に使用する電気ポットですが、水を温める通常の使用においては毎日洗浄する必要はなく1〜2週間に1回を目安に洗浄します。

1〜2週間としたのは、電気ポットの洗浄頻度は、住んでいる地域の水の質によって異なるためです。

水の豊かな日本には、さまざまな水質の水が流れていますが、大きく硬水と軟水に分類されます。

硬水と軟水の違いは、硬度の違いにあり、硬度は水1Lあたりのカルシウムやマグネシウムなどの鉱物の含有量によって決まります。

WHO(世界保健機関)が定める基準では、1Lあたりに含まれる鉱物の量が120mg以上が硬水、120mg未満が軟水とされていますが、日本では独自の基準で100mg以上が硬水、100mg未満を軟水と定めています。

電気ポットの汚れの多くは水あかです。

この水あかは、水道水が蒸発することで、含まれていた鉱物が析出(せきしゅつ)されることで発生します。

硬水は鉱物が多く含まれるので、水あかの蓄積が比較的多くなり、軟水は鉱物が少なく、水あかの蓄積が少なくなる傾向があります。

そのため、硬水の使われている地域では1週間に1回、軟水の使われている地域では2週間に1回あたりが電気ポットの洗浄を行う一般的な目安です。

水あかを放置するとどうなる?

  • 家庭の水回りでは水あかは最も発生しやすい汚れの一つです。

    シンクや電気ポットの金属部分の美観を損ねるだけではなく、放置してしまうと多くのデメリットがあります。

水あかの放置によって起こること
  • 熱伝導性能の低下
    水あかが電気ポット内に放置されると、機器の熱伝導性が低下し、電気消費量が増加します。
  • 水道管の詰まり
    水あかが水道管内部に蓄積すると、水流が妨げられ、詰まりや流量低下が生じます。
  • 色やにおいの変化
    水あかが電気ポットに付着することで、お湯の色やにおいが変化します。特に、鉄やマンガンが水あかになることで、茶色っぽい色合いや異臭の原因となります。
  • 衛生面での懸念
    水あかが付着した場所は、細菌や微生物の繁殖の場となることがあります。

洗浄の手順

電気ポットの洗浄は沸騰したお湯を使うので、やけどに注意しながら行いましょう。

また、ポット部分以外のパーツにも水あかや汚れがつきやすいので、ポット内部を洗浄する際は一緒に洗ってしまった方が効率的です。

電気ポット内の洗浄方法

用意するもの
  • クエン酸30mg
  • ぬるま湯
  • コップ
手順
  1. お湯を抜き電源を切る
    まず、電気ポットのお湯を抜き、電源を切って冷えるのを待ちます。
  2. クエン酸の投入
    クエン酸30mgを用意します。ぬるま湯とまぜポットに投入し、規定いっぱいまで水を足します。
  3. 湯沸かし
    沸騰ボタンを押して1時間半ほどつけおきします。ポットの機種によっては洗浄モードがあります。
  4. お湯をすてる
    洗浄完了後、ふたを外してお湯を捨てます。熱いので注意して行いましょう。
  5. もう一度注水
    再び注水してお湯を沸かします。
  6. 注ぎ口のすすぎ
    お湯が沸いたらコップ1杯分のお湯を注ぎ口から出した後、残りのお湯は捨てます。
  7. 乾燥させて完了

ポット部分以外の洗浄方法

  • ポット部分以外にも水あかやほこりがたまり、電気ポットを劣化させます。

    ポットの内部と同様、熱を持つ部分もあるので注意して洗浄しましょう。

  • 上ぶた、ポット本体
    手あかやほこりが付着しやすい部分です。ふきんなどを使って拭きあげます。
  • 内ぶた
    ポット内部の上部のふたも水あかの付着しやすい場所です。熱くないことを確認してからスポンジで拭きましょう。
  • 容器ネット
    機種によっては異物をキャッチする容器ネットが取り付けられています。容器ネットはポットから外してブラシで洗います。ポットの洗浄時には取り外す必要があります。
  • 電源コード
    電源コードはほこりや油がたまりやすく、放置することで油がこびりついてベタベタした状態になります。重曹水をふきんやキッチンペーパーに染み込ませて拭くことで除去が可能です。

電気ポット洗浄のポイント

電気ポットを洗浄する際は、洗浄後にしっかりと乾燥させましょう。

高温で湿度も高い電気ポットは、カビや雑菌が繁殖しやすい場所でもあります。

特に、洗浄後に中に水が入っていない状態でふたをしてしまうと、返ってカビや雑菌を発生させてしまいます。

洗浄後は、風通しの良い場所におき、完全に乾いてから組み立てるようにしましょう。

ナノバブルを使って電気ポット洗浄の頻度を減らす

ナノバブルを含んだ水を使用することで、電気ポットの定期的なお手入れの頻度を減らすことも可能です。

泡はサイズによって呼び方が異なり、私たちが通常目にする泡はミリバブルやセンチバブルと呼ばれています。

それよりも小さい0.1mm未満のものをマイクロバブルといい、さらに小さなナノバブルは1μm(0.001mm)未満と定義されています。

小さな泡のナノバブルは、浮力が弱く水中で発生すると長期間水中に止まり続け、あらゆる汚れと物質の隙間に入り混み、汚れを分解していきます。

さらには、ナノバブルはマイナスの電荷を帯電し、プラス電荷をもつ汚れを吸着するという特性があり、泡が消えることで発生するフリーラジカルが吸着した汚れを分解します。

この特性から、海や排水処理施設での水質浄化にも利用されています。

家庭ではナノバブル生成ノズルを利用して、水道水内に含ませることによって生成します。

電気ポットに蓄積しやすい水あかや、残留鉱物を自然と落とす効果もあるので、毎日使用しながらポットの中を清潔に保つことが可能です。

さらには、飲料水としても適しており、腸内環境を整える効果があると注目されています。

ナノバブルの特性
  • 1μmの極小の泡
  • マイナス電荷を帯電
  • 浮力が弱く水中に止まり続ける
  • 水中の酸素濃度の向上
  • フリーラジカルによる汚れの分解

UFB DUAL®で家全体をナノバブルに

  • ナノバブル
  • ナノバブルは企業や公共機関で用いられている技術でしたが、『UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)』の登場によって、家庭でも使用が可能になりました。

UFB DUAL®は家庭用のナノバブル生成ノズルです。

分岐する前の水道管に取り付けることで、家全体の水をナノバブルにでき、お風呂やキッチン、トイレなどさまざまな場所でその効果を発揮します。

水回りの水あかがつきにくくなったり、排水管の中の汚れを自然に落とす効果があることから、家事の手間を大きく軽減させてくれるのです。

また、UFB DUAL®は一戸建てでもマンションでも、水道管が通っていれば取り付けられることから、家庭に先んじて美容院や医療クリニックなどで導入が進んでおり、医療器具の洗浄などに用いられています。

さらには、一部の自治体でUFB DUAL®の導入で、医療機関向けに補助金が支給された実績もあります。

掃除に使用する洗剤を減らせ、少ない水量で高い洗浄効果を持つことから、環境負荷をかけない設備として、今後一般家庭においても補助金の対象になる可能性があります。

UFB DUAL®は電気ポットの洗浄にとどまらず、私たちの生活の質をワンランクあげる新しい技術です。

WRITER
    • WDW 編集部
    • 株式会社ウォーターデザインワールド(WDW) 編集部は、当社の製品であるUFB DUAL®の魅力的を伝えるだけでなく、水と健康に関する有益な情報を提供することで、お客様の生活に役立つライフハックを提供しております。

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