細かな泡が毛穴の汚れやスキンケアに効果があると言われている「ナノバブル」に近年注目が集まっています。
ではナノバブルには、実際にどのような洗顔効果があるのでしょうか?
注目のナノバブル洗顔とは
ナノバブル洗顔とは、ナノバブル水を用いた洗顔のことです。
ナノバブル水は、水中に非常に小さな泡を含んでおり毛穴深くに入り込みます。この泡を「ナノバブル」と呼びます。
近年、ナノバブルを発生させる交換式のシャワーヘッドや、日常用水をナノバブル化するUFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)が開発され、一般にもナノバブルは知られるようになりました。
では実際にナノバブルとはどんなものなのでしょうか?
ナノバブルとは、気泡の直径が1μm(マイクロメートル)未満の泡のことを指します。マイクロメートルよりもさらに小さなナノ単位の泡であることからその名前で呼ばれています。
ナノバブル以外も泡は大きさによって名前がつけられており、センチ単位のものをセンチバブル、ミリ単位のものをミリバブル、マイクロ単位のものをマイクロバブルと呼びます。
ナノバブルはその小ささから、水中で発生しても目では捉えることができず、私たちの目で見ると普通の水のようにも見えます。そのため、測定方法が確立するまではナノバブルの正確な大きさを測ることは困難でした。
また、泡の中に含まれる空気が少なく、水圧よりも浮力が低いことも特徴です。刺激を与えなければ水面に浮かんでこず、長期間水の中にとどまり続けます。
私たちが普段から泡として認識しているセンチバブルやミリバブルでも大きな泡ほど水上に上がるのが早いですよね?例えば、炭酸ジュースを飲む時、最初に大きな泡がたち、ペットボトルの底の小さな泡はしばらく残り続けます。また、マイクロバブルは小さな泡が集まることで、水の中が白濁したかのように見えたのちしばらくしてから水面に上がって消えます。
水に浮かないナノバブルは数カ月から1年近く水の中にとどまり、やがて水の中に溶けて消えるという特性を持っています。
この浮かないくらい小さな泡はあらゆる隙間に入り込むので、これまでもさまざまな産業に利用されてきており、医療器具や公共機関の配管の洗浄に用いられてきました。
設備の小型化が進んだことで、家庭でもナノバブルを利用できるようになり、高い毛穴洗浄の効果を得られるとして注目され始めたのです。
ナノバブル洗顔の効果
ではナノバブルで洗顔をすると実際にどんな効果があるのか説明していきます。
毛穴洗浄
毛穴が開いてたるんでしまっていると、表情が暗く見えたり老け顔に見えると言われています。
また、ニキビや肌荒れは、毛穴の中に老廃物が詰まることで、皮脂が毛穴の中に閉じ込められ炎症を起こすことが原因です。
肌を健康に保つには、毛穴が清潔であることが大切です。
しかし、人間の毛穴の大きさは0.2mmほどで、この小さな穴に産毛やひげも生えています。通常水滴の大きさは小さくても0.125〜0.250mmほどで、ただの水では毛穴の奥を洗浄することはできませんでした。
ナノバブルの泡は非常に小さく、毛の隙間から毛穴に入り込んで毛穴の奥まで洗浄してくれます。
また、毛穴から排出される皮脂は古くなるほど臭いを発します。ナノバブルで毛穴が清潔になることによって、加齢臭の予防にもなると言われています。
お肌の保湿
肌を若々しく保つためには、保湿が最も重要です。
肌の表面の角質層の潤いが保たれることで紫外線や雑菌、乾燥から肌を守っています。
保湿が十分でないと角質層のバリア機能が失われ、外的な刺激から肌を守れなくなり、肌荒れや老化につながります。
ナノバブルは、小さな泡であるために水よりも浸透圧が高く、肌に吸収されやすいという特徴を持っています。
また、ナノバブルはマイナス電荷を帯びています。プラス電荷も持つものに吸着しやすく、ナノバブルで洗顔後はしばらく水分が肌の上にとどまり、潤いを保ちやすくなります。
ちなみに、同じマイナス電荷をもつ成分にビタミンCやアミノ酸などがあります。
洗顔料の節約にも
ナノバブルは毛穴洗浄力が高いことから洗顔料の量が少なくすむメリットがあります。
水自体にナノバブルが大量に含まれており、それらが肌と触れることで高い洗浄力と保湿能力を発揮します。いわば液体でできたスクラブとも言えるでしょう。さらに、泡なので肌に負担を与えない点も安心です。
余分な成分が含まれていない水で洗い上げるので、肌を自然な状態で、健やかに保つことができます。
ナノバブル洗顔を始める方法
ナノバブルで毛穴洗浄を始めるには、ナノバブルを生成する設備が必要です。
洗顔に使えるナノバブルを生成する設備には、お風呂のシャワーホースに取り付ける「シャワーヘッドタイプ」と水道管に直接取り付ける「ノズルタイプ」の2つがあります。
それぞれの特徴を紹介していきます。
シャワーヘッドの交換
シャワーヘッドタイプのものは非常に種類が多く、ノズルタイプのものと比較すると安価に購入ができます。
さまざまなメーカーで作られており、各メーカーで機能や泡のサイズも異なります。
基本的には生成する泡のサイズによって値段が変わり、小さな泡を生成するシャワーヘッドほど値段も上がります。
自分で取り付けもできますが、シャワーホースの径によって使用できるものとできないものがあるので、購入時には自宅のシャワホースのサイズを確認しましょう。
当然、お風呂場でしか使えません。
メリット | デメリット |
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UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)の設置
ノズルタイプは水道管に直接取り付けるので、お風呂場だけではなく建物全体をナノバブルにできるという特徴があります。
洗面器の水もナノバブルを使えるので毎朝の洗顔時になどに便利ですし、歯磨きでもナノバブルの高い洗浄力を体感できます。
また、ナノバブルを生成するノズルの中で、最も主流なのは「UFB DUAL®」です。
ナノバブルを生成する設備はものによっては、水圧や水量が変化してしまうという欠点がありました。
しかし、UFB DUAL®は水圧、水量をそのままにナノバブルを生成する独自の特許を取得した設備です。
このことから、唯一の水道機器認証を得ており、高い信頼性から医療現場や第一次産業などで利用されています。
シャワーヘッドと比較して初期費用は高いものの、一度取り付けると半永久的に使用でき、メンテナンスフリーで外部電源も必要ないため、ランニングコストもかかりません。
さらに、ナノバブル生成時に水道管内の空気を使うので、外気に触れずに清潔なナノバブルを作れることも大きなメリットです。
メリット | デメリット |
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ナノバブル洗顔で目指す毛穴レス
毛穴レスの肌を目指すなら、毎日の洗顔習慣は欠かせません。
そのため、お風呂場以外でもナノバブルを使用できるUFB DUAL®は、美肌を目指す人たちにとって、理想的なナノバブル生成設備です。
洗顔以外でも飲料水や、掃除用水としても活躍してくれるのでナノバブルの効果を十分に体感するならUFB DUAL®がおすすめです。
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