スポーツを趣味にする人にとって、かかせない道具の一つグローブは、消耗品でもありますが、大切にお手入れしながら使うことで長持ちさせることも可能です。
この記事では、自分でできるグローブのお手入れ方法について解説し、グローブを長持ちさせる保管方法も紹介していきます。
グローブって自分で洗える?
グローブは素材によってお手入れの方法が変わります。
基本的には革製品は自分で洗えないので、簡単なお手入れやクリーニングを通してメンテナンスする必要があります。
特に天然皮革でできているものは、自分で洗濯すると痛む場合があるので注意が必要です。
一方、合成皮革の場合は自分で洗濯も可能です。
この記事では、天然皮革と合成皮革でできたグローブどちらのお手入れ方法も紹介していきます。
グローブの汚れを放置すると
グローブの汚れを放置すると、グローブの寿命を縮め、さらにはプレーにも影響が出ます。
そのため、グローブはなるべくこまめにお手入れして、清潔な状態に保つ必要があります。
シミやカビができる
グローブは使用しているうちに手の汗、土汚れ、雨水など様々な汚れを吸収します。
革と布でできているグローブにはシミやカビができやすく、汚れを放置しておくとあっという間にカビだらけということも起こります。
カビが体内に入るとアレルギー症状を引き起こすこともあり、見た目が悪くなるだけではなく、体調にも影響を与えます。
グリップ力や捕球力に影響する
グローブの汚れを放置してしまうと、グローブの劣化を早め、プレーにも影響が出ます。
野球のグローブはひもが切れたり、ヘタリが早くなることで捕球力に影響が出ることも考えられます。
グローブにはある程度の柔らかさが必要ですが、柔らかくなりすぎるとボールをとった際の衝撃が強くなり、捕球と返球のパフォーマンスが落ちます。
ゴルフのグローブが劣化すると、クラブを握るグリップ力が落ち、性格でパワフルなショットができなくなってしまいます。
また、摩擦が増えることで疲れるのも早くなるので、なかなかスコアも伸びづらくなるでしょう。
グローブはこまめにお手入れをして、いい状態をなるべく長く保つ必要があります。
お手入れの頻度
天然皮革と合成皮革どちらのグローブであっても、基本的なお手入れは使用するたびに行うことをおすすめします。
プレー中には必ず汚れが付着します。特に、雨の中で使った後は、革にとって大敵の水分が付着した状態になります。
水分がついた状態のままで放置すると、革製品は急速に劣化が進みます。
天然皮革は対応年数が長いものの、水にぬれることであっという間にダメになるケースもあります。一方の、合成皮革は比較的水分には強いものの、経年によって劣化するので汚れがつくことで寿命が縮まります。
使った後はその汚れを取り除いてあげて、素材に合ったお手入れを行うことで、グローブの寿命も伸びるでしょう。
また、日頃のお手入れにプラスして、定期的な大掃除も行いましょう。
頻繁に使用する野球用のグローブは、1週間に1回が目安です。
グローブの日常的なお手入れ方法
ゴルフ用のグローブと野球のグローブ、それぞれの使用後のお手入れ方法について解説します。
ゴルフ用グローブ
ゴルフ用のグローブなど薄手のグローブは使用後に、汚れを払って陰干しします。
天然皮革は湿気を吸収するので匂いがつきやすく、合成皮革は湿気をためやすいと言う性質があります。
そのため、バックに入れたままにしておくと、型崩れや臭いやカビの原因になります。
また、どちらの皮革であっても消臭剤は基本的には使うことができません。消臭剤に含まれる成分により、革の劣化を早めてしまいます。
天然皮革グローブの日常的なお手入れ手順 |
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合成皮革グローブの日常的なお手入れ手順 |
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ゴルフ用のグローブの洗浄には、最初だけ水を使います。そのため、水に弱い天然皮革のグローブは素早く汚れを落とす必要があります。
その後、クリームを使って水で失った油分を補給します。
また、合成皮革にはクリームを塗り込む必要がありません。
野球用グローブ
野球用のグローブはカウレザーと呼ばれる牛の皮を使用しています。
メンテナンスの中で水も使いますが、99%が天然皮革でできているので、水分には注意して作業を行いましょう。
野球グローブの日常的なお手入れ方法 |
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野球のグローブは毎回クリームは塗りません。少量の水を使って磨くことで適度な保湿を行います。
グローブの徹底お手入れ方法
ゴルフ用のグローブ、野球用のグローブそれぞれをしっかりときれいにする方法をお伝えします。
基本的には毎日のお手入れで十分ですが、汚れやへたりが気になってきたら、徹底的に洗浄しましょう。
ゴルフ用グローブ
ゴルフ用の天然皮革グローブは、基本的には日常的なお手入れで十分で、それ以上のメンテナンスは必要ありません。
一方の、合成皮革のグローブはぬるま湯での手洗いも可能です。
ただし、頻繁に行うと色落ちして寿命を早めるので、汚れや臭いが気になったときにとどめて行いましょう。
合成皮革グローブの徹底的なお手入れ手順 |
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合皮のグローブは熱に弱いので、太陽光やドライヤーなどで乾かすとひび割れを起こすことがあります。
また、商品によっては洗濯ができないものもあるので、洗濯表示にしたがって洗浄しましょう。
野球用グローブ
野球用のグローブは定期的に油分を足してあげる必要があります。
おおよそ1週間に一度の頻度で行いましょう。
野球グローブの徹底的なお手入れ手順 |
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レザークリーナーがなければ固く絞った雑巾で代用が可能です。もちろん、水分量には注意してしっかり絞って使用しましょう。
保管方法
革のグローブは型崩れがしやすく、せっかく洗浄しても何気なく保管してしまうとひび割れやほつれの原因にもなります。
- ゴルフ用グローブ
丸めて保管せず、できるだけシワが伸びるようにつるして保管します。 - 野球用グローブ
野球用のグローブはバッグから出して指側を下にして立てて保管します。横にしてしまうと、ポケット部分が裂ける可能性があります。
まとめ
スポーツ用のグローブの洗浄方法について解説しました。
グローブは消耗品ではあるものの、プレーを支える大切な道具です。
正しい洗浄方法を学ぶことで、きっとプレーのパフォーマンスも向上するでしょう。
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