家事のなかでも掃除を苦手とする人は多いのではないでしょうか?
そんな人のために、この記事では家庭での掃除を簡単にするテクニックを紹介していきます。
毎日の掃除を簡単にするテクニック
掃除の基本は、習慣化させてこまめに行うことです。
ここで紹介するテクニックは、掃除を効率的にしたり、汚れを簡単に落としたりするものですが、頑固な汚れを一気に綺麗にするにはやはり時間と手間がかかります。
テクニックを知っていても、汚れが溜まってしまうと結局は効率的な掃除は難しくなってしまうので、定期的な掃除の習慣を身につけることも大切です。
定期的に行う基本の掃除に必要に応じて紹介するテクニックを取り入れて、掃除の効率をアップさせていきましょう。
リビングの簡単掃除テクニック
リビングには窓や壁、テレビやテーブル、そしてカーペットや床など掃除する場所がたくさんあります。
リビング掃除の基本は、高いところから掃除を行うことです。
ホコリは高いところから落ちるので、順序を逆にしてしまうとせっかく掃除した床がまた汚れて二度手間になってしまいます。
また、リビングにはさまざまな家具が置いてあり、その分使えるテクニックも豊富にあるので、上手に取り入れることで、広いリビングも簡単に掃除できるようになります。
柔軟剤を使う
リビングの家具には、気がついたときには大量のホコリが溜まっています。
特に家電製品にホコリは溜まりやすく、これは家電が発する静電気にホコリが引きつけられるためです。
こういったホコリを予防するためには、洗濯物に使用する柔軟剤が効果的です。
柔軟剤には静電気を防止する効果があり、柔軟剤を水に薄めて水拭きするだけで静電気を抑えてホコリがつくのを防げます。
水200mlに対して数滴のわずかな水を混ぜるだけで効果がある、非常に効率的な掃除のテクニックです。
注意点としては、大量に入れてしまうと臭いの元となり逆効果なので、少量を混ぜるようにしましょう。
掃除の心理的なハードルを下げる道具
リビングにある家具や家電、床を毎回水で拭くのは、バケツや水を用意したり、乾拭きをしたりとかなりの手間です。
また、掃除機を取り出すちょっとした手間も、面倒に感じてしまうという人もいるのではないでしょうか。
掃除を習慣化させるコツは、なるべく掃除のハードルを下げて楽に行うことです。
そのため、掃除を簡単にする掃除道具を積極的に取り入れましょう。
おすすめは、USBで充電できる小型のハンディクリーナーです。
テレビなどのすぐ手に取れる場所に置いておき、気がついたときにホコリを取りのぞきます。
驚くほど気軽に掃除ができるようになり、常にリビングを清潔に保てるようになります。
ストッキングの活用
使い古したストッキングは、リビングの掃除に活用できます。
ストッキングをハンガーに巻くと、静電気を発生させホコリを吸着するようになります。
特にホコリを取り除きにくい高い場所の掃除に便利で、エアコンの上やシーリングライト、ブラインドの掃除を劇的に簡単にします。
ゴム手袋の活用
お風呂やトイレの掃除に使うゴム手袋は、実はカーペットの掃除にも役立ちます。
ゴム手袋をつけて、カーペットをなでるだけで表面についた毛玉を取ることができます。
キッチンの簡単掃除テクニック
キッチンは家のなかでも、最も汚れがつく場所です。
カビや油汚れなど頑固な汚れも発生しやすく、掃除を怠るとあっという間に汚れてしまいます。
細菌や害虫、嫌な臭いの発生源にもなるので、料理をした後は必ずシンクと排水口を掃除し、カビや水垢の原因となる水気もこまめに取るようにしましょう。
丸めたアルミホイルを排水口に
アルミは水にぬれると殺菌効果のある、金属イオンを発生させます。
この特性を利用して、丸めたアルミホイルを排水口に入れておくと、ぬめりや臭いなどの細菌が原因で発生する汚れを予防できます。
水と触れる面積が大きいほど、金属イオンを発生させるので軽く丸めるのがコツです。
レンジの簡単掃除
ふきんを水でぬらし、電子レンジで温めてから電子レンジの内部を拭くことで頑固な汚れを簡単に取り除けます。
電子レンジ内部の汚れを、ふきんの水蒸気によって柔らかくしてそのまま拭いて取るという今からできる簡単テクニックです。
トイレの簡単掃除テクニック
トイレの掃除は、特に苦手に感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、トイレはカビや水垢、尿石などの頑固な汚れが発生しやすい場所で、長い期間放置してしまうと、汚れを取り除くのに苦労することになります。
また、頑固な汚れは場合によっては削って落とす必要もあるのでトイレの寿命を縮めてしまいます。
トイレは少なくとも週に1回以上は掃除を行い、汚れを溜めないようにすることが大切です。
重曹・クエン酸で消臭効果
重曹やクエン酸は、家庭のあらゆる場所の掃除に使用できます。
特にトイレの掃除には有効で、トイレのタンクに重曹を1カップ入れておくだけでカビの発生を予防できます。
また、クエン酸は尿石や水垢を落とすのに使用しますが、水に混ぜて壁や便器にスプレーしておくとトイレ特有のアンモニアの臭いを軽減できます。
重曹やクエン酸はどちらも安全なものなので、小さな子どもがいる家庭や、アレルギーを持っている人でも使いやすいことも特徴です。
軍手の活用
トイレの便器のふち裏など、ブラシではなかなか掃除しにくい場所は軍手を使うと便利です。
ゴム手袋の上から軍手をつけ、そのまま便器を磨くことで掃除が難しい細かい部分の汚れも簡単に落とせます。
お風呂の簡単掃除テクニック
暖かいお湯を扱うお風呂場は、カビにとって絶好の繁殖スポットです。
壁のすみや扉のゴムパッキンに発生しやすく、根を深くはるとなかなか取れなくなってしまいます。
また、カビは一度発生してしまうと、周囲に胞子を巻いてどんどん増えていきます。
体内に侵入すると、アレルギー症状を引き起こし健康にも悪影響を与えるので、浴室で洗濯物を乾かしているという人は特に注意が必要です。
ここでは、カビの発生を防ぐテクニックと、万一発生してしまったときに簡単に落とすためのテクニックを紹介します。
フロアワイパーを活用
フローリングの掃除で使用する、フロアワイパーはお風呂のカビを防ぐのにも役立ちます。
お風呂を使用した後、フロアワイパーを使って天井や床の水分を拭き取っておくだけでも、カビの発生を防ぐことができます。
拭き取った後は、しっかり換気をして乾燥させることも大切です。
フロアワイパーは、モップを交換できるタイプのものがおすすめです。
カビには湿布法
万が一カビが生えてしまったときは、塩素系漂白剤を使用して落とします。
しかし、頑固なカビは通常の方法ではなかなか落ちないこともあります。
もし、カビが落ちないときは「湿布法」を試しましょう。
湿布泡は、キッチンペーパーとラップを使って行う掃除方法です。
カビの上にキッチンペーパーをおき、その上から塩素系漂白剤をかけてしっかり湿らせます。
さらに上からラップを被せ、密封することでカビの根まで漂白剤を浸透させます。
注意点としては、塩素系漂白剤は刺激が強いので、必ず換気をしながらゴム手袋をつけて作業を行い、他の洗剤と絶対に混ぜないようにしましょう。
洗面台の簡単掃除テクニック
洗顔や手洗い、歯磨きで毎日使う洗面台は、水垢が特に発生しやすいポイントです。
水垢はスポンジで擦っただけでは簡単に落とせないので、酸性洗剤やクエン酸を使って落とします。
体に害はないものの、水道の蛇口や鏡につくと非常に目立ち、カビの発生源にもなることがあります。
クエン酸パック
お風呂のカビと同様に、頑固な水垢は湿布法を使うと簡単に落とせます。
カビと異なるのは、クエン酸を使用する点です。
クエン酸を溶かした水をキッチンペーパーに染み込ませて、上からラップを被せることで酸の効果で水垢を柔らかくします。
しばらく放置してからスポンジで磨くと、頑固な水垢が簡単に落とせます。
まとめ
家庭のなかで使える、掃除のテクニックについて紹介してきました。
これらのテクニックを活用することで、負担に感じていた日々の掃除もかなり効率的になるでしょう。
上手に取り入れて、掃除に対する手間や心理的な負担を減らし、習慣化を目指していきましょう。
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