毎日使用する洗濯機は、汚れもつきやすい家電です。
その中でも、掃除に困るのは洗濯槽ではないでしょうか?衣類をきれいに洗うためにも、定期的な洗濯槽のお手入れは欠かせません。
そこで今回は、簡単な方法で効果的に洗濯槽を洗浄する方法を解説します。
縦型、ドラム式の洗濯槽の違い
洗濯機の内部にある洗濯槽が回転することで、投入された衣類を洗浄します。
洗濯機には大きく縦型とドラム型の2種類が存在しています。
縦型の洗濯機では洗濯槽が勢いよく回転することで、遠心力によって衣類の洗浄と脱水を行います。
縦型の洗濯槽の底には、衣類をかき混ぜるためのパドルがついているのが特徴で、水と洗剤がよく混ざり、効果的に衣類の汚れを落とします。
一方のドラム式は、重力によって衣類をたたき洗いします。そのため、一般的に縦型と比較すると、衣類が傷みにくいといわれています。
乾燥機能付きのドラム式洗濯機は、洗濯槽の底から乾いた風を起こして衣類を乾燥させるヒートポンプ式を採用しており、ふんわりとした仕上がりになります。
また、水をためておくことの多い縦型の方がドラム式と比較して、洗濯槽が汚れやすいといわれています。
ただし、ドラム式は縦型と比べてパーツも多いので、どちらであっても定期的なメンテナンスは必要です。
洗濯槽につく汚れ
洗濯槽には、毎回の洗濯作業が行われるたびに衣類についた皮脂や汗などの汚れや、洗剤の残留物、水あかなどが蓄積されていきます。
また、洗濯槽の内部は湿度が高くなることから、黒カビも発生しやすくなります。
もしかしたら、洗濯中にワカメのような黒い汚れが、水に浮かんできたのを見たことがあるという人もいるかもしれません。これは洗濯槽の内部についた黒カビで、お手入れが必要な合図です。
洗濯槽につく汚れ |
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洗濯槽のお手入れを怠ると、衣類の洗浄効果が低下したり、洗濯槽内の汚れが新たに衣類に付着したりして、洗濯後に不快な臭いを発生させます。
また、黒カビは人体に侵入することでアレルギー反応を起こすこともあるので、健康な生活のためにも洗濯槽の洗浄は必ず行いましょう。
洗濯槽の基本的な洗浄方法
洗濯槽の洗浄は洗濯機に備え付けられている、洗浄機能を利用して行います。
洗浄機能には大きく2種類あり、日々の使用の中で掃除する「自動洗浄モード」と、しっかりと洗濯槽の汚れを落とす「洗濯槽洗浄モード」があります。
自動洗浄では毎日の洗濯と同時に、簡易的な洗浄を行ってくれる便利な機能ですが、黒カビなどの頑固な汚れは落とすことはできません。
また、定期的に洗濯槽洗浄を行うことが推奨されており、1カ月に1回の頻度で洗濯槽をしっかりと洗浄しましょう。
洗濯槽の洗浄に使える洗剤と注意点
洗濯槽洗浄機能を使うときには、洗濯槽クリーナーを使用して洗濯槽に蓄積された汚れを除去します。
- メーカー純正の洗濯槽クリーナー
洗濯機メーカーの指定する洗濯槽クリーナー。最も洗浄力が期待できる。 - 塩素系洗濯槽クリーナー
スーパーや薬局で購入できる塩素系のクリーナー。黒カビの除去に有効。 - 酸素系洗濯槽クリーナー
塩素系と比較して洗浄力は弱いが、塩素の匂いがない。
注意点もあり、キッチン掃除などで使用する重曹は洗濯槽の洗浄には利用できません。
重曹は洗濯槽の洗浄に対して十分な洗浄力を持っておらず、さらに排水時に重曹の粉が配管に詰まることがあり、洗濯機の故障の原因となります。
また、パナソニックや日立など一部メーカーでは塩素系漂白剤の使用を推奨していません。
塩素系漂白剤は発泡性が高く、洗濯機の機種によっては洗浄中に泡があふれてしまう可能性があるためです。
塩素系漂白剤を使用する場合は、各メーカーの説明書を確認しましょう。
縦型、ドラム式の洗濯槽洗浄方法
それでは実際に洗濯機の洗濯槽洗浄機能を使った洗浄方法について解説していきます。
縦型、ドラム式で方法が違うので、使用している洗濯機のタイプに合わせて確認してください。
縦型
用意するもの |
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所要時間 |
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手順 |
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洗濯機の機種によっては「槽洗浄コース」がないものもあります。その場合は通常の洗濯と同じ「標準コース」で運転し説明書の手順に従いましょう。
また、洗濯槽クリーナーは洗剤投入口ではなく、洗濯槽に直接投入します。
ドラム式
用意するもの |
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所要時間 |
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手順 |
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ドラム式洗濯機には使用できない洗濯槽クリーナーがあり、クリーナーによって投入のタイミングも異なります。
洗濯槽クリーナーを選ぶ際は、メーカーが指定するものを選ぶか、ドラム式に対応しているかチェックして購入しましょう。
ナノバブルで簡単に洗濯槽をきれいにする
ナノバブルとは、極小の気泡のことで、その微小なサイズと特性によって高い洗浄効果を発揮します。
特に、洗濯槽にたまる黒カビの除去に効果を示し、ナノバブルを日常的に使用することで、定期的な洗濯槽の洗浄の頻度も減らせます。
さらに、毎日の洗濯のクオリティもアップしますよ。
ここでは、ナノバブルが洗濯にもたらす4つの効果について解説します。
- 洗浄効果
ナノバブルの微細な気泡が汚れと洗濯槽の間に入り込み、汚れを落としやすくします。洗剤を使わないので、環境負荷が少なく、コストもかからないので家計にも優しい洗浄方法です。 - 消臭効果
ナノバブルには臭いの元になる菌や皮脂を分解する働きがあり、高い消臭効果を持っています。洗濯機についたカビ臭さや洗濯物の生乾きの臭い、加齢臭をも除去する効果が認められています。このことから、家庭以外でも配水処理施設や公衆トイレなど、さまざまな分野で活躍しています。 - 汚れの分解
ナノバブルはマイナス電荷を帯電しており、プラス電荷をもつ汚れを吸着する働きを持っています。また、汚れを吸着した泡が消えることでフリーラジカルが発生し、同時に汚れを分解します。洗濯槽の黒カビに対しても有効です。 - 衣類に優しい
ナノバブルを含んだ水は、通常の水道水と比較すると空気が多く含まれています。そのため、衣類の洗いあがりも柔らかくなり、ふっくらとした触り心地になるのです。また、洗剤を使わなくてもきれいになるので、洗剤へのアレルギーがある人にも利用されています。
ナノバブルの導入するためのUFB DUAL®
ではナノバブルは、どのようにして導入すれば良いのでしょうか?
洗濯槽の洗浄にナノバブルを使用するためには、ナノバブルを生成するノズル『UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル))』が必要です。
従来、ナノバブルを生成するには大掛かりな装置が必要で、法人や研究施設で主に利用されていましたが、UFB DUAL®はそれをコンパクトにしたものです。
水道管に取り付けることによって、建物全体でナノバブルを含んだ水が利用できるようになるので、洗濯以外でも食材の洗浄やトイレの掃除において、高い洗浄効果を得られるでしょう。
家庭に先んじて、小規模病院や個人の医療クリニックへの導入が進んでおり、ソーラーパネルと同様に今後さらに広がっていく可能性をもつ最新の設備です。
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