トイレタンクを綺麗に 洗浄方法を解説

トイレは私たちの日常生活において欠かせない場所であり、清潔な状態を保つことは健康や快適さを確保する上で重要です。

ただ、トイレの便器の掃除は日常的に行っているという人は多いと思いますが、トイレタンクの掃除は意外と見落とされがちです。

この記事では、効果的なトイレタンクの洗浄方法について詳しく解説します。定期的なメンテナンスを通して、清潔なトイレ環境を維持していきましょう。

トイレタンクの掃除は必要?

  • トイレタンクは内部に水をためておく場所であり、日々の使用によって徐々に汚れが蓄積されていきます。

    ただし、見えない場所であることからつい放置してしまいがちな設備です。

しかし、トイレタンクには常に水が入っており、湿度が高く、雑菌や細菌が繁殖しやすい環境です。

放置することで、黒カビが発生したり、臭いの原因となる菌が繁殖したりして、トイレの快適な環境を保てなくなってしまいます。

また、水道水に含まれるカルシウムがトイレタンク内に堆積することがあり、カルシウムは水あかとなってたまり、トイレタンクを徐々に劣化させていきます。

トイレの寿命を伸ばし臭いや汚れを防止するという点から、定期的なトイレタンクの掃除は必要です。

トイレタンクの役割と構造

  • トイレタンクは、外から見るとただの箱のようにも見えますが、トイレを清潔に使うためのさまざまな機能が詰まっています。

トイレタンクの役割
  • トイレの水を流す
  • 洗浄用水の保管
  • 流量の制御
  • 手洗いと給水

これらの効果をもたらすそれぞれの構造と、役割について解説していきます。

また、トイレタンクを洗浄する際は、これらの各パーツが正常に作動していることを確認し、傷つけないように慎重に作業しましょう。

ボールタップ

ボールタップは、トイレタンクの中の水を一定に保つ装置です。

タンク内には水面に浮かぶ浮き玉が取り付けられています。この浮き玉は、タンク内の水位に応じて上下に動きます。

浮き玉とボールタップはフロートアームでつながっており、フロートアームの位置はボールの浮き沈みに応じて変わります。

ボールタップは給水管とつながっており、浮き玉が水位の上昇によって持ち上げられると、フロートアームが上昇しバルブが閉じて水の供給が停止する仕組みです。

反対に、浮き玉が下降し水位が下がると、バルブが開いて水がタンク内に供給されます。

オーバーフロー管

オーバーフロー管は、タンク内の水位が高くなった場合に、余分な水を排出するための管です。

その役割から、あふれ管、溢水管(いっすいかん)などとも呼ばれています。

オーバーフロー管は水位よりも2〜3cm高いところに位置しており、バルブの故障などで水位が高くなりすぎたときに作動します。

フロートバルブ

フロートバルブはトイレの水を流すための装置です。

水洗レバーとチェーンでつながっており、レバーを回すことで水を排出し、一定量に達すると水圧によって自動的に栓をする仕組みになっています。

ゴムやプラスチックでできており、トイレタンクの中では比較的経年劣化しやすいパーツです。

また、チェーンが劣化して切れることで、レバーが作動しなくなります。

手洗い管

家庭用のトイレでは主に、トイレタンクの上部に手洗い場が設けられています。

手洗いに使用した水はトイレタンク内に給水され、ボールタップの働きによって、給水が停止します。

止水栓

止水栓は給水管の途中に備え付けられている、万が一の時に水を止めるためのものです。

トイレタンクに水漏れなどの故障があったときや、内部洗浄の際は止水栓をマイナスドライバーで閉めて、給水管からの供給を止めます。

トイレタンクの洗浄方法

トイレタンクは常に水をためていることから、カビや水あかが発生しやすく、定期的な洗浄が必要です。

トイレタンクの洗浄方法にはいくつか手段があり、それぞれを組み合わせることが効果的です。

具体的な洗浄方法ついて解説します。

つけおき洗い

用意するもの
  • 酸素系漂白剤、もしくはトイレタンク専用洗剤
頻度月に1回
手順
  1. トイレを流す
  2. 手洗い管から給水が始まったらお湯に溶かした漂白剤を投入
  3. 2時間以上つけおく(使用洗剤の指示にしたがって)
  4. トイレを流す

手軽にトイレタンク内の洗浄ができることから、取り入れやすい洗浄方法です。

トイレタンク用の洗剤も販売されています。

酸素系漂白剤はそのまま入れても大丈夫ですが、40℃くらいのお湯に溶かして行うと効果的です。

トイレタンクを開けての洗浄

用意するもの
  • ゴム手袋
  • 持ち手の長いブラシ
  • 古い歯ブラシ
  • スポンジ
  • 中性洗剤もしくは重曹、クエン酸
  • マイナスドライバー
  • サンドペーパー
頻度汚れや匂いが気になったら
手順
  1. マイナスドライバーで止水栓を止める
  2. トイレタンクのふたを中性洗剤とスポンジで磨く
  3. ふたを上に持ち上げ取り外す
  4. 汚れの気になる部分をブラシや歯ブラシで磨く
  5. レバーを回しタンクの水を抜く
  6. タンクの底をブラシで磨く
  7. 止水栓を緩め水を流す

トイレタンクのふたは持ち上げるだけで開けられるので、たまに中を確認しておきましょう。

しばらく確認していない場合はかなりの確率で黒カビがたまっているでしょう。

洗剤だけでは落とせないこともあるので、基本的には手洗いで除去します。

ブラシではなかなか取れない場合はサンドペーパーを使用して取り除きますが、トイレタンクを傷つけてしまう可能性があるので注意して行いましょう。

また、トイレタンク内のパーツを傷つけないように、慎重に作業を行う必要があります。

ナノバブルで洗浄する方法

用意するもの
  • UFB DUAL®などナノバブル発生ノズル
頻度なし
手順
  1. 水道局指定業者に依頼しUFB DUAL®を水道管に取り付ける
  2. トイレのレバーを回す

『UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)』などナノバブルを発生させるノズルを使用することで、水を流すだけでトイレタンクの内部の洗浄が可能になります。

ナノバブルとは1μm未満の極小の泡のことで、その特性により高い洗浄力を実現しています。

ナノバブルは、水では入り込めないさまざまな隙間に入り込み汚れを分解して落とすことから、医療器具や半導体の洗浄に用いられています。

また、通常の泡は空気を含むことで浮力が発生し、水面に上がることであぶくとなって消えますが、ナノバブルはその小ささから水圧よりも浮力が小さく、長期間水中に止まり続けます。

そのため、トイレタンクのような水が止まり続ける場所の清掃や水質改善と相性がよく、ナノバブルを導入するだけで、カビや水あかの除去が可能です。

UFB DUAL®でトイレタンクをいつでも清潔に

従来のナノバブルの生成装置は、企業や清掃業者が持つような大掛かりなものでした。

しかしUFB DUAL®の登場により、家庭でも気軽にナノバブルを利用できるようになったのです。

毎日使用するだけで、トイレタンクの中を清潔に保てるばかりか、キッチン、お風呂、洗濯機などの水回りをほぼ自動的に洗浄が可能です。

さらには、洗剤を使わないことからも、エコな洗浄手段として注目されています。

UFB DUAL®はまだ登場したばかりですが、家事の負担を大きく減らせるので、多くの家庭で導入され始めています。

WRITER
    • WDW 編集部
    • 株式会社ウォーターデザインワールド(WDW) 編集部は、当社の製品であるUFB DUAL®の魅力的を伝えるだけでなく、水と健康に関する有益な情報を提供することで、お客様の生活に役立つライフハックを提供しております。

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