ナノバブルはニキビに効果があるのか?

肌や髪など美容に良いアイテムとして、ナノバブルを発生させるシャワーヘッドなどが話題です。

特に、ニキビや肌荒れに悩む人にとって、その効果は気になるところではないでしょうか?

この記事では、ニキビができるメカニズムを紹介し、本当にナノバブルが効果的なのか解説していきます。

ニキビができるメカニズム

ニキビの正式名称は「尋常性ざ瘡(ざそう)」といい、毛根が炎症を起こすことで発生します。

ニキビは背中や首、肩など毛根があればどこでも起こりますが、特にフェイスラインやおでこなど顔にできることが多くなります。

通常、体から排出される皮脂は毛穴から汗とともに排出されますが、何らかの原因で毛穴がつまると、排出されるはずの皮脂がたまり皮脂を栄養源とする「アクネ菌」が繁殖します。

このアクネ菌の過剰な増加によって、毛根が炎症しニキビが発生するのです。

ニキビが悪化すると皮膚の中でうみがたまり、毛穴が広がってニキビが治った後もニキビ跡として残ることもあります。

また、ニキビの原因には生活習慣やホルモンバランスが関わってきます。

大人のニキビ

通称「大人のニキビ」と言われるものは、生活習慣が原因で起こります。

原因となる生活習慣には主に、「脂っこい食事のとりすぎ」「運動不足」「スキンケアをしていない」などがあげられます。

脂っこい食事をとりすぎることによって、余分な油が皮脂として過剰に分泌されてしまい毛穴が詰まる原因となります。

また、私たちがかく汗は毛穴の中の老廃物を流す役割を持っています。運動不足などで、汗をかく機会が減ると、皮脂などの老廃物が排出されなくなりニキビとなるのです。

さらに、洗顔を行わないと毛穴の中に老廃物がたまりやすくなります。特に大人の肌は乾燥しやすく、肌が乾燥すると外部の刺激から皮膚を守るために皮脂が分泌されます。このときに毛穴が広がり、分泌された皮脂が毛穴にたまりやすくなりニキビの原因となります。

ホルモンバランスの変化によるニキビ

ホルモンバランスの変化は皮脂の分泌に影響を与えることがわかっています。

皮脂の分泌には、男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのプロゲステロンが関わっているとされており、これらのホルモンが分泌されることで皮脂の生成に影響を与えます。

特に思春期の男性や、生理中の女性はホルモンバランスが崩れやすく、ニキビができやすいと言われています。

思春期にできるニキビは20歳前後くらいになると落ち着き、生理中にできるニキビも次の生理サイクルに入ることで緩和されていきます。

ホルモンバランスの変化によるニキビを予防するためには、こまめなスキンケアが必要ですが、ストレスによってもホルモンバランスは影響を受けてしまうため、あまり神経質にならないことも大切です。

ナノバブルの効果と特徴

ニキビのできる仕組みがわかったところで、一度ナノバブルの効果と特徴に視点を向けてみましょう。

ナノバブルとは、1μm未満の泡のことをいいます。1μmというと普段接することのない単位なのでピンとこないかもしれませんが、1mmの1/1000くらいでウイルスと同程度の大きさといえばその小ささを想像しやすいのではないでしょうか?

非常に小さいため、一見汚れが密着してしまったように見える場所でも、ナノバブルは入り込み、汚れを浮かせて落とすこともできます。

さらに、ナノバブルはその小ささから浮力がほとんどありません。

また、マイナス電荷を帯電しており、泡同士が反発しあうのでくっついて大きな泡になることもなく、長期間水中を漂い続けます。

マイナス電荷を帯びた泡は、周囲のプラス電荷をもつ汚れを吸着し、泡が消える際のフリーラジカルによって汚れを分解します。

これらの特性から、公共施設のトイレの水や水質改善など、クリーンに関するあらゆる分野で用いられています。

ナノバブルを発生させるシャワーヘッドの登場や、YouTubeやCMで紹介されたことで広く知られることになったノバブルですが、これまでもかげながら私たちの生活を支えてきた技術なのです。

ナノバブルはニキビに効果的?

結論からお話しすると、ナノバブルはニキビ予防に高い効果を発揮します。

ニキビの原因は、毛穴にたまった皮脂にアクネ菌が繁殖することによる、毛根の炎症です。

ニキビを予防するためには、毛穴に皮脂をため込まないような生活習慣や、毛穴を洗浄して皮脂を洗い流すことが大切です。

しかし、毛穴の大きさはおよそ0.2mmと非常に小さく、さらに毛が生えていることで普通の水ではなかなか毛穴には入りこめず洗浄することができません。

ちなみに、水滴の大きさは霧状のもので0.125mmほどあり、普通の生活で使う水滴はこれよりも大きくなります。そのため、毛穴に入って中の皮脂を取り除けないのです。

一方、ナノバブルは先述した通り1μm未満の大きさしかありません。また、マイナス電荷をもつナノバブルは、プラス電荷をもつ物質を吸着する働きを持っており、皮脂やアクネ菌はプラス電荷をもつ汚れです。

毛穴の大きさのさらに1/200の大きさなので、皮膚と毛の隙間から毛穴の中まで届き、ニキビの元になる皮脂とアクネ菌を吸着して洗浄します。

また、皮脂は古くなると臭いを発するようになり、体臭や加齢臭の原因となることから、ナノバブルで皮脂を落とすことで、体臭の改善にも効果が期待できます。

さらに、ナノバブルを含んだ水は浸透率が通常の水と比較して高く、肌のうるおいを保ってくれる効果もあります。

特に生活習慣によってできる大人ニキビには効果が高く、ホルモンバランスが原因のニキビであっても、皮脂を落とすことである程度の予防が見込めます。

ナノバブルによるニキビ対策

ナノバブルを使って行うニキビ対策は、非常に簡単で毎日のシャワーや洗顔にナノバブルを取り入れるだけです。

また、洗顔料などもつける必要がなく、ナノバブルを含んだ水で顔を洗うだけで洗顔が完了します。

洗面台で顔を洗うときは、手にナノバブルを含んだ水をとり、数回顔をゆすぎます。ナノバブルは保湿効果もありますが、洗顔後は化粧水と乳液を使い潤った肌の状態を保つようにして、余分な皮脂の分泌を防ぎます。

シャワーでナノバブルを使う場合は、シャワーの水を一度手にとって顔をゆすぎましょう。

また、体をナノバブルで洗うことで、肩や背中のニキビも予防できます。

ちなみに、ナノバブルは化粧を落とすこともできるので、クレンジング剤や洗顔料を使う必要がありません。

水道水だけで作られるので、敏感肌やアレルギーを持っている人でも気軽に使え、洗顔料やクレンジングをあまり使わなくなることで、お風呂や洗面台が汚れにくくなります。

ナノバブルを使うことで、ニキビの予防だけではなく、洗顔料の節約やお風呂掃除の手間も減らせるので、生活の中で一石二鳥、三鳥のメリットを感じられるでしょう。

まとめ

ナノバブルのニキビに対しての効果を解説してきました。

最後に、ナノバブルがニキビに効果のある理由をまとめます。

  • 1μm未満の小さい泡が毛穴に入り込む
  • アクネ菌や皮脂を吸着して洗浄
  • 通常の水よりも高い保湿効果で皮脂の分泌を防ぐ
  • 水だけなので敏感肌やアレルギーの人も安心
  • 洗顔料の節約にも
  • 掃除の負担も軽減

ニキビに悩んでいる人にとって、ナノバブルは効果的な選択肢の一つと言えるでしょう。

WRITER
    • WDW 編集部
    • 株式会社ウォーターデザインワールド(WDW) 編集部は、当社の製品であるUFB DUAL®の魅力的を伝えるだけでなく、水と健康に関する有益な情報を提供することで、お客様の生活に役立つライフハックを提供しております。

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