飲食店や歯医者、病院を運営をしている方の中にはお客様のためと考え、UFB DUAL®の導入を検討している人もいるのではないでしょうか?
そこで気になるのは実際の価格ですよね。
この記事ではUFB DUAL®の機能や特徴と、おおよその価格について紹介していきます。
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UFB DUAL®とは
現在、家や店舗、病院の中の全ての水道水をナノバブル化するUFB DUAL®に注目が集まっています。
ナノバブルとは、1μm未満の極小の泡のことをいい、その泡が細かな隙間に入り込むことでさまざまな効果を発揮します。
ナノバブルを作るにはもともとは大きな装置が必要であったため、企業や研究施設でのみ使用されていましたが、飲食店や病院などでも使えるようになりました。
- 飲食サービス分野
排水口の汚れやヌメリの改善や、洗剤を洗い流す際の泡切れの良さ、洗浄力の向上により、使用する水の量が減り、コストダウンに繋がります。作業効率化や業務改善にも、力を発揮します。
飲食店向け「UFB DUAL® for kitchen」の詳細はこちら - 農業分野
ナノバブルの中にオゾンや酸素を閉じ込め、散布することで、農作物の成長を促進させています。農薬と違い、空気と水で作られるため自然な状態で農作物を健康に育てられます。 - 漁業分野
牡蠣の漁業の大敵である赤潮の抑制装置としてナノバブルは利用されています。赤潮の原因であるプランクトンや細菌の死骸を、ナノバブルを利用して取り除いています。 - 医療分野
清潔さが求められる医療機器の洗浄用水としてナノバブルは利用されています。ナノバブルは高い洗浄力を保つことから、従来の水よりも作業時間短縮につながっています。 - 工業分野
工業分野では半導体や細かなパーツの清掃にナノバブルが利用されています。工業製品は薬剤を利用して洗われていますが、ナノバブルの登場により薬剤の量を減らし、環境負荷を減らすことにつながっています。
しかし、技術の発展により近年ナノバブルの生成装置が小型化され、一般家庭や小規模事業者(飲食店、小さな病院、歯医者)でも導入が可能となりました。それがUFB DUAL®です。
UFB DUAL®はその技術の独自性から、特許(特許番号6182715号)を取得しており、さらに家庭用のナノバブル生成装置で唯一の水道機器認証を受けています。
これまでナノバブルを使いたくても使えなかった中小企業では、医療分野を中心にすでにUFB DUAL®の導入が進んでいます。
また、飲食店や病院だけでなく、一般家庭でも無理なく導入できる価格帯ということもあり、家の水道水をナノバブルにしたいという需要も高まってきています。
UFB DUAL®の特徴とシャワーヘッドの違い
UFB DUAL®とよく似た製品に、シャワーヘッド型のナノバブル生成装置があります。
では、UFB DUAL®とシャワーヘッド型のナノバブル生成装置との違いはなんなのでしょうか?
まずは価格面が異なります。
シャワーヘッドタイプはさまざまな種類が販売されており、生成する泡のサイズによって価格が変わります。現在は3000円台から5万円近くの製品が販売されており、選択の幅が広いことが特徴です。
ただし、安いものはナノバブルと定義できない、大きな泡しか作れないものもあり、期待していた効果が得られない場合もあります。
一方のUFB DUAL®は、シャワーヘッド型のようにバリエーションはなく、価格も高価になります。しかし、家全体に安定してナノバブルを供給でき、メンテナンスも必要がないことから長期的なコスパの良さがメリットです。
次に使える場所に違いがあります。
シャワーヘッド型は取り付けは個人でも可能ですが、設置した場所でしか使えないというデメリットがあります。
UFB DUAL®は水道管の分岐点に直接取り付ける、ノズルタイプのナノバブル生成装置です。そのため、建物全体でナノバブルを使え、身体を洗う以外にも料理や洗濯などさまざまなシーンでナノバブルの高い洗浄力を利用できます。
また、UFB DUAL®は飲料水として使え、水質や水圧、水量など従来の水道水と変わりません。
そのほかさまざまな違いもあるので、一覧にまとめました。
メリット | デメリット | |
UFB DUAL® |
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シャワーヘッド型 |
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UFB DUAL®の価格について
UFB DUAL®は設置する場所の水道管のサイズによって種類が異なります。
一般の家庭や飲食店、病院で利用するのであれば、おおよその予算は25〜35万円ほどで、プラスで工賃がかかります。
UFB DUAL®を設置するには、住んでいるエリアの水道局が指定する指定給水装置工事事業者に依頼する必要があり、エリアと事業者によって価格が変わります。
地方であれば2万円から設置できる業者もあれば、都心では5万円ほどからと価格差があるので、いくつかの業者に見積もりを出した上で決めると良いでしょう。
また、水道管のサイズによって購入する種類が異なるので、代理店のアドバイスを受けながら選ぶ必要があります。
UFB DUAL®の導入事例
実際に家庭や飲食店、病院に導入した場合、UFB DUAL®はどのような使い方ができるのでしょうか?
前提として、UFB DUAL®は水道が通っている建物であれば一戸建て、マンション、ビルのどちらでも設置が可能です。賃貸住宅に取り付けたい場合は、管理会社に相談しましょう。
キッチンで
キッチンでナノバブルが使えることで、野菜や食材の洗浄時間を短くできます。
ナノバブルが食材と汚れの隙間に入り込み、汚れを浮かせて除去します。繊維の中にもナノバブルが入り込むので、水だけでは落としきれなかった汚れも落とせるようになるでしょう。
さらに、使用した水は配管に流れていきますが、その流れた水が配管内のバイオフィルムを自動で除去してくれます。
バイオフィルムとは雑菌が集まって形成した汚れのことで、臭いや小バエが発生する原因になります。
これまでは、バイオフィルムの除去には薬剤が必要でしたが、ナノバブルを使用することで水のみで洗浄できるようになり、環境に負担をかけずに配管の掃除が可能です。
洗面台で
洗面台でもキッチンと同じく配管をきれいにする役割があるほか、毎日の洗顔や歯磨きでもナノバブルを使用できるようになります。
ナノバブルを洗顔で使う場合は毛穴洗浄に効果的。毛穴の奥に泡が入り込み、古い皮脂汚れなどを吸着して洗浄します。洗顔料も少なくできるので、アレルギーを持っている人も安心して利用できます。
また、歯磨きでもナノバブルは有効です。継続的に利用することで、口の中にたまったステインや歯石を除去する効果もあります。口の中の汚れを除去することで、口臭予防の効果も期待できます。
見えない部分でも活躍
浴槽の給水口や洗濯機の洗濯槽など、見えない部分もナノバブルで洗浄が可能です。
ナノバブルはマイナスの電荷を帯電しており、プラス電荷をもつカビや汚れなどを吸着して落とす効果があります。そのため、カビが生えやすい見えない部分の掃除に有効なのです。
ナノバブルを取り入れることで、普段なかなか掃除が難しい、お風呂の給水口と洗濯槽を毎日の使用で自然と清潔な状態に保てるようになります。
また、シャワーヘッド型以外にもナノバブルを生成する装置はあり、洗濯機用やキッチン用の製品もあります。しかし、個別に購入するよりもUFB DUAL®を利用すればトータルの価格を抑えながら、全ての場所でナノバブルの利用が可能です。